アスベスト含有建材の事例紹介【木造住宅解体のケース】|東京・埼玉、解体のことなら 株式会社リプロ

アスベスト含有建材の事例紹介【木造住宅解体のケース】|東京・埼玉、解体のことなら 株式会社リプロ

メニューを開く

お電話でのお問い合わせ

職長ブログ

2020/05/13

アスベスト含有建材の事例紹介【木造住宅解体のケース】

アスベスト含有建材の事例紹介【木造住宅解体のケース】

目次

こんにちは!木造解体の職長です!

以前は度々ニュースで良く目にしていたアスベスト。

築年数の経った住宅にお住まいの方にとっては、アスベストがご自宅に使われているのか気になりませんか?

レベル1とかレベル3とか危険度によって違うらしいけど、解体するとなると、飛散してお隣さんに迷惑がかかるなんてことになったら困る。

こんなお悩みに対して、解説していきます!

木造住宅にも使用されるアスベスト

石綿(アスベスト)は2004年に原則使用が禁止されました。

ですので、それ以降の建築であれば、心配することはありません。

ただ、1960年から90年代の木造住宅では、全くアスベスト含有建材が無いという建物の方が、もしかしたら少ないかもしれません。

通常の木造住宅であれば少量にはなりますが、基本的にはアスベストはあると思っていた方が良いです。

それでは、どこに石綿含有建材が使用されているのかというと、

屋根葺き材・外壁・軒裏・内装材

など様々な箇所で使用されています。

木造住宅で使用されるアスベストはレベル3

アスベストの発じん性の危険度によって、レベルが1からレベル3まで分けられているのですが、

木造住宅を解体する際に発生するアスベストは、レベル3がほとんどです。

含有建材ではなく、ごく稀に外壁の吹付け材として大量にアスベストが含有していたという話を聞きますが、これは本当にレアケースだと思います。この場合は、レベル1として扱わなければならない事が多く、大事になってしまいます。

※鉄骨造の場合、鉄骨に吹き付け材としてアスベストが使われていることは少なくありません。鉄骨造の場合は、要注意下さい。

アスベストの除去方法や費用については、下記のブログをご覧ください。

アスベストレベル3の住宅外壁・屋根・内装材の除去方法の紹介と除去費用について【解体業者が解説】

アスベストレベル3の外壁塗膜除去作業の一部始終【解体業者が解説】

アスベストの含まれる住宅建材の事例紹介

住宅の屋根葺き材・外壁・軒裏・内装材等、様々な箇所で使用されるとお伝えしましたが、建材によって発生量が異なります。
 

内装材・軒裏に石綿含有建材がある場合は発生数量は少ない
屋根葺き材・外壁が石綿を含有していると発生数量が多い

それでは、解体費用に大きく関わる屋根葺き材と外壁材の代表的な石綿含有建材を見ていきます。

屋根葺き材

スレート瓦

これが一般的な形状でしょうか。コロニアル・カラーベスト等の商品名で呼ばれることもあります。

このような形のものもあります。

これまでの戸建の住宅解体施工の経験上、

スレート瓦は、製造禁止以前ならば、ほぼ含有しているように思います。

スレート瓦の場合は、裏面で品番を確認できる場合もあり、含有の有無をメーカーに問い合わせをするケースもあります。ただ、製造・使用禁止以前の商品に関しては、メーカー側もはっきりと「石綿を含有している」と答えます。

このようなケースもあります。

アスベストが使用禁止になった後にスレートの葺き替え工事を行ったと、お客様から伺った現場です。

品番を調べた結果、赤色のものは確かに無石綿でした。【無石綿】表示もあったような記憶もあります。しかし、元々の屋根葺き材と思われる黒色のものは石綿を含有していました。

解体の現場では、開けてみてびっくり。本当にいろんなケースに出会ってしまいます。

セメント瓦

手前のものがセメント瓦で、奥の建物の赤い瓦は粘土瓦(無石綿)です。

セメント瓦は、微量に含有していると言われています。現在では、無石綿の混合廃棄物として受け入れてもらうには、含有調査結果を持参しないとNGな中間処分場がほとんどではないでしょうか。

セメント瓦に塗装をしてあります。

外壁材

窯業系サイディング

アスベスト使用禁止以前の木造家屋の場合は、モルタル外壁が多いと思います。しかし、時々、この外壁材を使用している建物を見かけます。

外壁材がアスベスト含有している場合は、先行で手剥がしを行うケースが多いため手間がかかり、撤去・解体費用が高くなってしまいます。

また、木造解体工事で発生する混合廃棄物類の半分近くを石綿含有建材として処分しなければならなくなります。

こちらの物件も同じような材質の外壁材でしたが、石綿含有調査結果は無石綿でした。

住宅を解体するときのアスベストの扱いの注意事項

レベル3の撤去は、湿潤させながら、極力、割れたりしないようにして行います。その後、フレコンパック等に梱包して現場から搬出します。

搬入した中間処分場から私たち業者が処分費として請求される金額は、通常の混合廃棄物類の約2倍です。

アスベストの処分は、本当にお金がかかるのです。これらの費用は全て、お客様への請求に負担が行ってしまっているのが現状なのです。

また、中間処分場は、無石綿だと証明する書類が無いと、上記のような建材は石綿含有建材としてしか扱ってくれません。

いくらアスベスト製造・使用禁止後に施工したものだと言い張っても受け入れてもらえないです。

お客様の方で施工時の資料からメーカーや商品名・品番等を把握されている場合は、教えて頂けるとスムーズです。

不明な場合は、製造・使用禁止以前の屋根葺き材は石綿含有建材として扱うことが多いです。外壁材に関しては、数量が多いので費用がかかっても調査を行う場合がほとんどかと思います。

この辺りについては、また別の機会に。

アスベストレベル3の外壁材を含む住宅解体の事例【解体業者が解説】

弊社で施工した実際のアスベスト外壁撤去が含まれる解体事例は、こちらのブログをご参考ください。

まとめ

木造住宅ではレベル3がほとんどとお伝えしましたが、レベル1が見つかった場合の手続きなどをご紹介します。

もしレベル1が見つかった場合、施工前にはアスベストの事前調査を行い、労働基準監督署へ工事計画届と建物解体等作業届の提出が必要になります。そして、都道府県庁へ特定粉じん排出等作業届と建設リサイクル法の事前届の提出が必要になります。

さらに、お知らせの看板を設置して、様々な飛散防止策を行い、作業員には特別の教育と防護服の着用が必要になります。

これらは、確かにアスベストに対する健康被害への対策として優れたものかもしれませんが、お客様に対しては、

工期の長期化と、多額の処分費用が請求に上乗せされることになります。

現在は、レベル1での問題ではありますが、レベル3のアスベストが含まれる一般的な戸建の木造住宅までこのような措置が必要になると、お客様には、従来通りの解体施工費用では済まなくなります。

アスベスト問題は、TVや新聞などのニュースでは健康被害のことばかり騒ぎ立てられていますが、実際にこうやって解体の現場でお客様に対して、アスベストの処分費用として多額の請求をしなければならないのは本当に心苦しく思います。

これからは、健康被害と処分費用の問題の両面から、注目していかないといけないのではと感じています。

お見積り時点で、事前にアスベスト処分の施工計画を、しっかり説明してくれる解体業者に発注することをお勧めします。

「建物を壊して更地になってしまえば、どこに頼んでも同じ。」

そんなことはありません。

お客様が本当に信頼できる一社を探してみてくださいね。

【解体業者へ直接発注】解体費用を抑えながら高い施工技術を実現します


解体業界では、価格比較サイトがとても増えました。複数業者の相見積もりで価格を比較して、お客様に選んでもらうシステムです。

確かに、業者同士でお見積りを競い合わせれば、お客様のお支払いする解体費用は安くなると思います。

ただ、あまりに行き過ぎた価格競争によって、現在では本来必要とされる正しい施工計画で解体をなされない現場が増えてきている懸念を感じています。

価格比較サイトのデメリット
・価格比較サイトから解体業者に紹介料マージンが10~20%発生している
・一人親方や数人規模の業者が多いため、施工技術にムラがある場合がある
・解体費用は安くなる一方で価格競争になる分、施工管理が煩雑になる場合がある

総合解体業者へ直接発注のメリット
・価格比較サイトへの紹介マージンがかからない分、正しい施工計画を立てられる
・様々な現場を経験した職人による施工で安心した施工ができる
・鉄骨造やRC造の解体に必要な建機を自社保有するためレンタルのマージンをカット

解体業者へ直接発注で紹介料マージンを抑えながら、、、

騒音・粉塵など近隣への配慮が必要な現場
鉄骨造、RC造など専用の建機とアタッチメントが必要な現場
アスベストがあって規則に沿った対応をすべき現場

これらのご相談は特に、総合解体業者であるリプロなら、お客様も納得のいく解体施工をご提供できるかと思います。

アスベストのある住宅の解体は、ぜひリプロにご相談いただけると幸いです。

みなさまからのお問合せ、お待ちしております!

<解体費用を項目別に詳細を大公開!【木造住宅解体費用】>

住宅解体にかかる費用を項目別にまとめたのが、こちらのブログになりますので、気になる方はご覧ください。

<リプロの施工事例はこちらをご覧ください>

<リプロの解体の特徴はこちらをご覧ください>

RIPRO TEL and MAIL CONTACT 最短 即日対応します!

お電話の方は「HPを見たのですがお見積りお願いします」とお伝えください!

お電話受付時間 9:00〜18:00

見積フォーム

見積フォーム

見積フォーム

お電話の方は「HPを見たのですがお見積りお願いします」とお伝えください!

見積フォーム

ページの先頭へ戻る