倉庫の内装の原状回復解体工事の流れを実際の施工事例で紹介
<解体業者が教える3つのポイント>
・倉庫の内装解体ならではの特徴を解説
・後付けの造作・鉄骨撤去に注意すべき項目を解説
・実際の解体作業を画像付きで解説
目次
倉庫で気をつけたい内装解体の特徴
こんにちは!
リプロの躯体解体の職長です。
こちらは、HPからお問い合わせをいただいた足立区の倉庫内装の解体による原状回復工事のご依頼でした。
倉庫自体は鉄骨造で、中には1階部分にプレハブが設置され、2階部分に鉄骨造による事務所が設置されていました。
また、事務所の中には造作があったのでその撤去を行いました。
今回の解体おいて注目すべきポイントは、原状回復工事の撤去範囲の認識でした。
内装解体原状回復工事に置いて、撤去範囲にもし認識の不一致があった場合、どのような影響があるのか、解説していきたいと思います。
実際の解体費用の見積りは、下記のブログで公開していますので、ご興味ある方はご覧ください。
倉庫内装の原状回復解体工事の見積り公開【見積り費用を項目別に解説】
原状回復の範囲の認識の一致はより必要になる
内装の原状回復工事、スケルトン解体で最も気をつけたいのは、借主様とオーナー様、そして不動産屋さんそれぞれで撤去範囲の認識が合っているかどうかがとても大切になります。
よく内装でスケルトンという単語が出てきますが、本当のスケルトンは中に何もない状態を指します。
ですが、次に借りる方のことを考えると、エアコンは残した方がいいのか、とか壁の造作は残した方がいいのか、スケルトンとは言いつつも、実は残して欲しいものはあったりするのが内装の解体になります。
マンションのリノベーションなどとは異なり、倉庫の利用形態などに応じてそれぞれ残して欲しいものは異なってきますので、より正確な事前の確認は必要になってきます。
後付けの造作・鉄骨の撤去について
今回は、2階部分には鉄骨造による事務所の倉庫が後付けで設置されていました。
今回の原状回復工事では、この部分は撤去するとのことでしたので、こちらは撤去で進めさせていただきました。
また、事務所内の造作も撤去になるため、今回の倉庫の内装解体は鉄骨部分・造作の撤去がメインとなる工事になりました。
注意すべきポイントとして、このような鉄骨の撤去は、通常内装解体をメインで行う解体業者では対応ができない場合があることです。
倉庫内でしたので重機は使用はせずに、ユニック車というクレーン積載のトラックを使用して、鉄骨を手壊しで切断して吊りながら
降ろすという、躯体解体の少しテクニカルな技術が必要になってきます。
もし、倉庫の原状回復工事で躯体解体の技術が必要な場合は、内装解体業者ではなく、弊社のような総合解体業者にご依頼をいただけるとご対応できます。
残置物はできるだけ撤去した方が解体費用は安く済む
今回は、事務所で使用されていた備品や什器などの多くは事前に捨てていただいていたようで、残置物はそこまで多くはなかったため、解体材の搬出量は少なかった現場でした。
このような倉庫の原状回復では、倉庫内の残置物の量がどれだけあるかで、解体費用総額が50万円も100万円も変わってきてきしまう可能性があります。
弊社のような解体業者で捨てるゴミは、全て産業廃棄物になってしまうため、一般んゴミと比較して非常に高額になってしまいます。できる限り、事前に一般ゴミで捨てられることをおすすめしております。
倉庫の内装解体工事の流れ
残置物の撤去
まずは、倉庫内に残ったダンボールに入った備品などを産廃処理を行なっていきます。
倉庫内に産廃コンテナを入れるスペースがあったので、産廃の小運搬もマンションの内装解体などでは搬出路全てに養生しなければならないのと比較すると、とても簡単にすみました。
内装材撤去
続いて、プレハブ・事務所内の内装材を撤去していきます。
1階プレハブ・事務所の撤去
続いて、1階部分にあったプレハブ・事務所を解体していきます。
1階部分の内装がない状態になって、サンダー、セーバーソー、チェーンソーを使用しながら、職人の手壊しを進めていきます。
あらかた残置物や内装材などの解体は済んでいたので、プレハブ・事務所の解体は手壊し解体で、スムーズに進めることができました。
2階造作・鉄骨部分の撤去
2階の鉄骨部分は、真ん中にユニック車のクレーンで鉄骨を吊りがながら、サイドは脚立で手壊しで切断を行なって撤去を進めました。
このような鉄骨の切断は、通常マンションなどの内装解体をメインにやっていると、なかなかできる職人さんはいないので、内装の原状回復といえど、躯体解体の技術は必要になってきます。
完工
最後に、清掃を行なって完工となります。
倉庫内には、後付けの鉄骨部分もなくなり、現状回復工事を終わらせることができました。
倉庫の内装の原状回復解体工事はどこに依頼すればいいの?
倉庫の内装の原状回復解体工事の注意すべきポイントと、実際の解体の流れは掴めましたでしょうか?
最近は、弊社でもこのようなテクニカルな現場の解体のご依頼をいただくことが増えてきています。
倉庫の内装解体というだけで、気を遣う部分が通常の解体とは異なるポイントもいくつかございます。
住宅を解体するって、意外といろんなことに気を遣って工事をしているのがわかっていただけたかもしれません笑
お見積り時点で、事前に施工計画をしっかり説明してくれる解体業者に発注することをお勧めします。
「建物を壊して更地になってしまえば、どこに頼んでも同じ。」
そんなことはありません。
費用の比較ばかりで解体業者を選ぶと、こんなところで痛い目に合ったりします。
お客様が本当に信頼できる一社を探してみてくださいね。
【解体業者へ直接発注】解体費用を抑えながら高い施工技術を実現します
解体業界では、価格比較サイトがとても増えました。複数業者の相見積もりで価格を比較して、お客様に選んでもらうシステムです。
確かに、業者同士でお見積りを競い合わせれば、お客様のお支払いする解体費用は安くなると思います。
ただ、あまりに行き過ぎた価格競争によって、現在では本来必要とされる正しい施工計画で解体をなされない現場が増えてきている懸念を感じています。
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・一人親方や数人規模の業者が多いため、施工技術にムラがある場合がある
・解体費用は安くなる一方で価格競争になる分、施工管理が煩雑になる場合がある
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これらのご相談は特に、総合解体業者であるリプロなら、お客様も納得のいく解体施工をご提供できるかと思います。
解体は、ぜひリプロにご相談いただけると幸いです。
もし、お見積りのご依頼ございましたら、ぜひ弊社までご連絡いただけましたら幸いです!
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