私道で間口が狭い木造住宅の解体の流れを事例で紹介【気をつけたいポイントを解説】|東京・埼玉、解体のことなら 株式会社リプロ

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職長ブログ

2024/03/08

私道で間口が狭い木造住宅の解体の流れを事例で紹介【気をつけたいポイントを解説】

私道で間口が狭い木造住宅の解体の流れを事例で紹介【気をつけたいポイントを解説】

<解体業者が教える3つのポイント>
・私道で間口が狭い場合ならではの特徴を解説
・私道で間口が狭い場合に注意すべき項目を解説
・実際の解体作業を画像付きで解説

目次

1 私道で間口が狭い住宅解体の特徴

 1.1 躯体解体で重機が入らないため解体費用が高くなりがち

 1.2 近隣の方の許可がないと解体材の運搬処分費用が高くなりがち

 1.3 近隣の住宅と接しているため騒音・振動トラブルになりがち

2 私道で間口が狭い住宅の解体工事の流れ

 2.1 外壁材のアスベスト検体検査

 2.2 養生・屋根材・内装材撤去

 2.3 2階部分の躯体手壊し解体

 2.4 1階重機躯体解体

 2.5 基礎解体

 2.6 試掘

 2.6 整地

3 間口が狭いの私道はどこに解体を依頼すればいいの?

私道で間口が狭い住宅解体の特徴

こんにちは!

リプロの躯体解体の職長です。

こちらは、普段からお世話になっている不動産会社さんから紹介された葛飾区の木造住宅の解体でした。

建物が接しているのが私道であるため、道路が狭く、そして間口もとても狭かったので、建物を解体する場合において、近隣の住民の

方にとても配慮が必要となる現場でした。

建物の解体で、前面道路に接する間口が狭く、さらに私道であると、解体費用にどのような影響があるのか、それぞれ解説していきたいと思います。

実際の解体費用の見積りは、下記のブログで公開していますので、ご興味ある方はご覧ください。

私道で間口が狭い木造住宅の解体費用の見積り公開【見積り費用を項目別に解説】

躯体解体で重機が入らないため解体費用が高くなりがち

まずは、私道となると、公道と比較してとても狭い場合が多いので、2tトラックなどに積載して、いわゆるミニユンボと言われるとても小さいサイズの重機の回送になることが多いです。

また、間口が狭い場合、公道か私道かに限らず、敷地内にそもそも重機を搬入する幅が足りなく、特に今回のように私道の突き当たりとなると、なかなか大きなサイズの重機は使用することが難しくなってきます。

ミニユンボの場合、屋根や2階部分までアームが届かないことがあるので、2階部分までは手壊し解体になってしまい、その分の人工代の作業費用が上乗せされてしまうのです。

さらに、道路に接する間口が狭いとスペースも限られた狭小地が多いので、重機を動かせるスペースの確保が難しくなり、1階部分の半分くらいは手壊し解体になるいことが多いです。

躯体の解体はできるだけ重機の稼働時間を増やすことが、解体費用を安く抑える秘訣になりますが、このように前面道路が狭いと、解体費用はざっくりですが20~30万円程高くなる傾向(解体面積によって費用は異なる)にあります。

※今回の現場は延床面積がとても狭かったため、そもそもの建物解体費用自体が安く済みました。延べ床面積が小さいと、手壊しにかかる費用は相対的に抑えられます(詳しくは、私道で間口が狭い木造住宅の解体費用の見積り公開【見積り費用を項目別に解説】にて、実際の解体費用をご覧ください)。

近隣の方の許可がないと解体材の運搬処分費用が高くなりがち

次に気になる点は、近隣の方の許可がないと解体材の運搬処分費用が高くなりがちということです。

私道の突き当たりで、間口も狭いとなると、建物を壊した解体材の搬出に苦労することが多いです。

私道なので、私道を囲む数軒の方みなさまに許可が取れないと、前面道路にダンプの設置ができないため、近くのコインパーキングにダンプを設置し、そこまで解体材を運んでいかないといけません。

そのような場合、解体材の搬出にコインパーキングまでの小運搬の人工費用が加わると、解体費用はざっくりですが20~30万円程高くなる傾向(解体面積によって費用は異なる)にあります。

そのため、私道の解体では、できるだけ事前に私道に住まわれている方に、解体する旨と、ダンプが置かれることへの協力を促していただけると、解体もスムーズに進み、解体費用も抑えることができます。

近隣の住宅と接しているため騒音・振動トラブルになりがち

「木造住宅だったらどの解体業者に頼んでも大丈夫でしょう。」

そんなことはありません。

もちろん木造住宅は、使用する重機もアタッチメントも特別なものではないので、最近増えてきた外国籍の解体業者さんでも解体することができると思います。

ですが、前面道路が私道で間口も狭いような狭小地の場合、隣の住宅との距離が非常に狭いことがほとんどです。

この場合、かなり慎重に解体作業を進めないと、いくら私道に接している住まわれている方みなさまに、ダンプを置く許可が取れたとしても、騒音・振動トラブルが発生する可能性が高くなってしまうのです。

狭い道路の狭小地の場合、もし、多少解体材が崩れても大丈夫だろうとされるスペースがないので、屋根材の撤去、2階部分の外壁の手壊し解体や、躯体の重機解体なども隣地にもしものことがないように慎重に進める必要があります。

この辺りで、シビアな解体施工管理と重機操作が必要になるので、もし近隣トラブルに不安がある場合は、できる限りこれまでしっかりと実績がある解体業者に依頼されることをおすすめします。

最近では、建設業の職人不足から解体業界では特に外国籍の職人さんも増えてきていて、最近ではニュースでしばし見るようにもなりましたが、日本のルールや重機操作に慣れていないまま、強引に解体作業をしているような現場もよく見かけます。

とても安い解体費用で請け負って、解体をする業者さんの中には、狭い私道の突き当たりで、間口も狭いのに、手壊しで始めるでもなく、私道(建物の敷地内ではなく)に重機を置いてそのままアームを伸ばして解体を始めてしまうなんて場合もあるかもしれません。

そうすると、隣地に住まわれている方は、解体材がもしこちらに崩れたら、、などとても不安になるはずです。

ぜひ、信頼できる解体業者さんを1社見つけてみてください。

私道で間口が狭い木造住宅の解体工事の流れ

外壁材のアスベスト検体検査

それでは、実際の解体の流れについてご紹介していきます。

住宅の解体においても、最近はアスベストの検体検査が必要になっています。

解体材の中に、アスベスト含有建材あ含まれる可能性があれば、事前に検体検査を行なっています。

今回は、外壁塗膜にアスベストが含まれている可能性があったので、検査をかけましたが、結果は含有なしとのことだったので、無事にそのまま工事を進めることができました。

残置物撤去

今回の現場での特徴として、残置物が非常に多かった点です。

全体の解体費用に対して、約1/3ほどが実は残置物撤去の費用に当てられました。

実際に解体を始める前に、約3日間に渡って、建物の室内に残された残置物の撤去を行いました。

この際、とても助かったのが、私道を囲む近隣の住民の方々がとても協力的になっていただき、止めていた自転車などもダンプを置くさいにどけて下さったりして、スムーズに搬出をすることができました。

養生・屋根材・内装材撤去

次に、建物を養生で囲っていきます。

屋根材、内装材を躯体解体を始める前に先行で撤去していきました。

2階部分の躯体手壊し・1階重機躯体解体

続いては、建物を囲う養生を設置し、屋根材を撤去し、内装がない状態になってから、サンダー、セーバーソー、音の少ない電動チェーンソーを使用しながら、職人の手壊しを進めていきます。

手壊し解体は、手際良く進めないと工期に遅れが生じてしまうので、段取り良く進めていきました。

続いて、1階部分も半分程度は手壊し解体を進めて、やっと重機を入れることができました。

あらかた躯体の解体は済んでいたので、重機作業は、スムーズに進めることができました。

基礎解体

基礎解体を重機で行なっていきます。

昔のベタ基礎だったので、基礎の解体がそこまで苦戦することはなく、進めることができました。

コンクリートガラも、私道にダンプをつけていたので、間口は狭くとも、搬出経路は短く済んだので、比較的スムーズに行うことができました。

試掘・整地

ここで大事になってくるのが試掘です。

丁寧な解体業者と、そうではない解体業者で一番差がつくのが試掘かもしれません。

地中に何か埋まっていないか1.5mほど重機で掘って確かめていきます。

もし、地中に何か埋まったまま建物の新築をする場合、建物が建てることができません。

工務店やハウスメーカーの新築の計画予定がずれ込んでしまい、引越しの予定を見直さなければならなくなったりする場合も考えられます。

土地の売却では、後々揉め事の原因にもなってしまいかねません。

今回は、3tダンプ1台分の大谷石や、昔に万年塀のコンクリートガラなどが出てきしまいました。

この場合、基本的には追加費用となってしまうことになりますので、リプロではもし地中障害物が出てきてしまったら、発注者様にすぐにお写真でご連絡し、地中障害物があった旨と、その量と、追加費用になることをお伝えしています。

整地

試掘を終えた後は、整地といって重機で土地を均(なら)していきます。

とても狭く、テクニカルな現場でしたが、隣地との境界となるブロック塀、隣地の建物も解体で傷つけることなく、なんとか施工を完了できました。

こちらの解体工事は、約2週間の工事期間で、完工となります。

私道で間口が狭い木造住宅はどこに解体を依頼すればいいの?

私道で間口が狭い木造木造住宅解体の注意すべきポイントと、実際の解体の流れは掴めましたでしょうか?

最近は、弊社でもこのようなテクニカルな現場の解体のご依頼をいただくことが増えてきています。

私道で間口が狭いだけで、解体工事は、気を遣う部分が通常の解体とは異なるポイントもいくつかございます。

住宅を解体するって、意外といろんなことに気を遣って工事をしているのがわかっていただけたかもしれません笑

お見積り時点で、事前に施工計画をしっかり説明してくれる解体業者に発注することをお勧めします。

「建物を壊して更地になってしまえば、どこに頼んでも同じ。」

そんなことはありません。

費用の比較ばかりで解体業者を選ぶと、こんなところで痛い目に合ったりします。

お客様が本当に信頼できる一社を探してみてくださいね。

【解体業者へ直接発注】解体費用を抑えながら高い施工技術を実現します


解体業界では、価格比較サイトがとても増えました。複数業者の相見積もりで価格を比較して、お客様に選んでもらうシステムです。

確かに、業者同士でお見積りを競い合わせれば、お客様のお支払いする解体費用は安くなると思います。

ただ、あまりに行き過ぎた価格競争によって、現在では本来必要とされる正しい施工計画で解体をなされない現場が増えてきている懸念を感じています。

価格比較サイトのデメリット
・価格比較サイトから解体業者に紹介料マージンが10~20%発生している
・一人親方や数人規模の業者が多いため、施工技術にムラがある場合がある
・解体費用は安くなる一方で価格競争になる分、施工管理が煩雑になる場合がある

総合解体業者へ直接発注のメリット
・価格比較サイトへの紹介マージンがかからない分、正しい施工計画を立てられる
・様々な現場を経験した職人による施工で安心した施工ができる
・鉄骨造やRC造の解体に必要な建機を自社保有するためレンタルのマージンをカット

解体業者へ直接発注で紹介料マージンを抑えながら、、、

騒音・粉塵など近隣への配慮が必要な現場
鉄骨造、RC造など専用の建機とアタッチメントが必要な現場
アスベストがあって規則に沿った対応をすべき現場

これらのご相談は特に、総合解体業者であるリプロなら、お客様も納得のいく解体施工をご提供できるかと思います。

解体は、ぜひリプロにご相談いただけると幸いです。

もし、お見積りのご依頼ございましたら、ぜひ弊社までご連絡いただけましたら幸いです!


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