立体駐車場の解体はどこに頼む?依頼先ごとの特徴と業者選びのチェックポイント

「機械式駐車場を撤去したいけれど、まずどこに相談すればいいのだろう」 「メーカーに聞くべきか、管理会社に頼むべきか、解体業者に直接連絡していいのか分からない」
立体駐車場の撤去は、住宅の解体と比べて関わる会社が多く、依頼先に迷われる方が少なくありません。依頼先によって、得意なことや、費用の考え方、相談の進め方が変わります。
この記事では、総合解体業者のリプロが、立体駐車場の解体を頼める依頼先ごとの特徴と、業者を選ぶときのチェックポイントを解説します。
<解体業者が教える3つのポイント>
- 立体駐車場の解体を頼める、主な依頼先とその特徴
- ケース別に、どこに相談するとよいか
- 解体業者を選ぶときのチェックポイントと、見積りを比べるときの注意点
立体駐車場の解体を頼める、主な依頼先

立体駐車場の解体は、主に次の5つの窓口に相談できます。
| 依頼先 | 主な特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| メーカー・保守会社 | 装置に詳しい。入れ替えとあわせて相談できる | 新しい装置への入れ替えも検討している |
| 管理会社 | 窓口をひとつにまとめられる。管理組合の手続きも相談できる | 管理組合として、手続きも含めて任せたい |
| 建設会社 | 建て替えや新しい建物の工事とまとめて頼める | 駐車場の撤去後に、建物を建てる予定がある |
| 解体業者 | 解体を自社で施工する。撤去後の舗装まで対応できる会社もある | 撤去・平面化を決めている。費用の内訳を詳しく知りたい |
| 一括見積りサイト | 複数の業者の見積りを一度に集められる | 地域の業者を探すところから始めたい |
どの窓口に相談しても、実際の解体工事は、解体業者が施工することがほとんどです。違いが出るのは、「誰が窓口になり、誰が工事を手配するか」という点です。
依頼先ごとの特徴
メーカー・保守会社
駐車場の装置をつくったメーカーや、日ごろの点検をしている保守会社は、装置の構造や状態をいちばんよく知っています。入れ替えと撤去のどちらにするか迷っている段階では、心強い相談先です。
一方で、メーカーや保守会社の得意分野は装置の製造や点検です。撤去の工事は、協力会社の解体業者に依頼することが多く、その分の手配の費用が見積りに含まれることがあります。撤去後の舗装を別の会社に頼む必要があるかも、確認しておきましょう。
管理会社
マンションの管理会社に相談すると、業者の手配から、理事会・総会の資料の準備まで、窓口をひとつにまとめて進められます。管理組合の役員の方の負担を減らせるのが大きな利点です。
ただし、管理会社は工事を施工する会社ではないため、実際の工事は外部の会社に発注します。見積りを受け取ったら、どの会社が施工するのか、内訳がどうなっているかを確認しておくと安心です。
建設会社
駐車場を撤去したあとに、新しい建物を建てる予定がある場合は、建設会社にまとめて頼む方法があります。解体から新築までの工程を一体で管理してもらえるため、スケジュールを組みやすくなります。
この場合も、解体の部分は専門の解体業者が担当することが多いです。解体と新築を分けて、それぞれの会社に直接頼む「分離発注」という選び方もあります。分離発注の考え方は「住宅建替え解体工事の分離発注のメリット・デメリット」で解説しています。
解体業者
解体業者に直接頼むと、工事を施工する会社と、そのまま打ち合わせができます。現地の状況や、ご予算、撤去後の土地の使い方を直接伝えられるため、工事の内容に要望を反映しやすくなります。
また、撤去した鉄骨やパレットは鉄スクラップとして買い取れるため、その金額を見積りから直接差し引いて確認できます。間に入る会社がない分、手配の費用もかかりません。
注意したいのは、解体業者によって得意な工事が違うことです。住宅の解体が中心の会社もあれば、鉄骨の建物や大型の工事に強い会社もあります。立体駐車場の撤去の実績や、撤去後の舗装まで対応できるかを確認しましょう。
一括見積りサイト
インターネットの一括見積りサイトを使うと、複数の解体業者の見積りを一度に集められます。地域にどんな業者がいるか分からない段階では、探す手間を省けます。
一方で、サイトの運営にかかる紹介料が、業者の見積りに含まれる場合があります。また、最初のやり取りがサイトを通すため、駐車場の種類やピットの有無などの細かい情報が、業者に伝わりにくいこともあります。見積りを依頼するときは、駐車場の写真や図面をあわせて渡すとよいでしょう。
ケース別:どこに相談するとよい?

| ケース | おすすめの相談の進め方 |
|---|---|
| 入れ替えと撤去で迷っている | メーカー・保守会社に入れ替えの見積りを、解体業者に撤去の見積りを取り、比べる |
| 撤去・平面化を決めている | 解体業者に直接相談する。撤去後の舗装まで一緒に頼めるかを確認する |
| 撤去後に建物を建てる | 建設会社にまとめて頼むか、解体だけを解体業者に分けて頼むかを比べる |
| 管理組合として手続きも任せたい | 管理会社に窓口を任せつつ、解体業者の見積りも取り、内訳を比べる |
| 業者探しから始めたい | 一括見積りサイトや、インターネット検索で、地域の解体業者を探す |
どのケースでも、少なくとも1社は、施工する解体業者から直接見積りを取ることをおすすめします。工事の中身と費用の内訳がいちばんよく分かり、ほかの見積りと比べるときの基準になります。
機械式と自走式で、相談先は変わる?
機械式駐車場は「装置」なので、装置をつくったメーカーや、点検をしている保守会社が、最初の相談先になりやすい設備です。装置の型式や、油圧・電気の仕組みを知っているため、撤去の前の準備について詳しく教えてもらえます。
一方、自走式立体駐車場は、鉄骨とコンクリートでできた「建物」です。解体の中心は、コンクリートの床と鉄骨を崩していく工事になるため、鉄骨の建物の解体に慣れた解体業者や、建設会社が主な相談先になります。
相談する前に整理しておきたいこと
どの窓口に相談する場合でも、次のことを整理しておくと、見積りや提案の内容が具体的になります。
- 撤去後の予定:平面駐車場として使う、更地にして売却する、建物を建てるなど。予定によって、撤去の範囲や仕上げ方が変わります
- 駐車場の情報:駐車場の種類(機械式・自走式)、台数、ピットの有無、装置のメーカー名や型式
- 利用者の状況:今使っている車の台数と、工事中に車を移す先の目安
- 時期の希望:総会の予定、保守契約の更新の時期、建て替えの工程など
まだ決まっていないことがあっても、相談は始められます。「撤去した場合の費用を知ってから決めたい」という段階でも、見積りを取ることで、話し合いが進めやすくなります。
立体駐車場の解体業者を選ぶチェックポイント

解体業者に頼む場合は、次の点を確認しましょう。
| 確認すること | なぜ大切か |
|---|---|
| 解体工事の許可・登録があるか | 解体工事には、建設業許可(解体工事業)か、都道府県の解体工事業の登録が必要 |
| 産業廃棄物を運ぶ許可があるか | 撤去した廃材を自社で運ぶには、産業廃棄物収集運搬業の許可が必要 |
| 鉄骨の建物や立体駐車場の実績があるか | 住宅の解体とは、使う重機や工法が大きく違う |
| 重機・クレーンを自社で持っているか | 工程を自社で組めるため、計画どおりに進めやすい |
| 電気の切り離しや作動油の回収に対応できるか | 機械式駐車場では、装置の電源と油の処理が必要になる |
| 石綿(アスベスト)の事前調査ができるか | 解体の前に、法律で調査が義務づけられている |
| 撤去後の舗装・平面化まで頼めるか | 別の会社に頼むと、手配の手間と費用が増える |
| 見積りが項目ごとに分かれているか | 「解体工事一式」だけでは、何にいくらかかるか分からない |
業者選び全般のポイントは「解体業者の選び方」や「大手と中小の解体業者の選び方」でも解説しています。
依頼先をまたいで見積りを比べるときの注意点
メーカーや管理会社と、解体業者の見積りを比べるときは、次の点に注意しましょう。
- 工事の範囲をそろえる:装置の撤去だけなのか、ピットの処理や、舗装、区画線、車止めまで含むのかで、金額は大きく変わります
- 鉄スクラップの買取の扱いを確認する:買取の金額を差し引いているか、差し引いていないかで、総額の見え方が変わります
- 手配の費用や諸経費を確認する:窓口の会社の管理の費用が、どの項目に含まれているかを確認します
- 追加の費用が出る条件を聞いておく:ピットの中の水や汚泥、地中から出てきた障害物などの扱いを、事前に確認します
見積りの内訳の見方は、実際の見積書を公開している「立体機械式駐車場の解体費用」の記事が参考になります。
解体業者に直接頼む場合の流れ

解体業者に直接ご相談いただく場合の、一般的な流れです。
- お問い合わせ:駐車場の所在地、種類、台数、撤去後のご予定をお伝えください。写真や図面があると、話がスムーズです
- 現地調査:装置の種類、ピットの有無、重機を置けるスペース、前面の道路、近隣の状況を確認します
- お見積り:解体、ピットの処理、舗装、鉄スクラップの買取まで、項目ごとにお見積りします
- ご契約・届出:石綿の事前調査や、必要な届出を行います
- 工事・お引き渡し:近隣へのご挨拶のあと工事を行い、仕上がりをご確認いただいてお引き渡しです
よくある質問
Q. メーカーや保守会社に知らせずに、解体業者に相談してもよいですか?
A. はい、撤去の見積りを取るだけであれば問題ありません。ただし、保守契約を結んでいる場合は、契約の解約の時期や、撤去前の点検の扱いを、保守会社と確認しておきましょう。
Q. 管理会社を通さずに、管理組合から直接見積りを依頼できますか?
A. 理事会で決めていただければ、管理組合から直接ご依頼いただくこともできます。管理会社に見積りを頼む場合も、比べるために解体業者の見積りを取っておくと、判断しやすくなります。
Q. 数台だけの小さな機械式駐車場でも、解体業者に頼めますか?
A. はい。数台の地上式の駐車場から、自走式の大きな駐車場まで、規模にかかわらずご相談ください。
Q. 解体業者に頼んだ場合、撤去後の舗装は別の会社に頼む必要がありますか?
A. 解体業者によって異なります。舗装まで自社で対応できる会社であれば、撤去から舗装、区画線、車止めの設置まで、まとめて頼めます。見積りの段階で、どこまで対応できるかを確認しておきましょう。リプロでは、撤去後の平面駐車場の舗装まで一貫して対応しています。
Q. 見積りのために、どんな資料を用意すればよいですか?
A. 駐車場の写真、装置のメーカー名や型式、図面があればご用意ください。図面がない場合も、現地調査で確認します。
まとめ
- 立体駐車場の解体は、メーカー・保守会社、管理会社、建設会社、解体業者、一括見積りサイトに相談できる
- どの窓口でも、実際の工事は解体業者が施工することがほとんど
- 入れ替えで迷っているならメーカーにも相談し、撤去を決めているなら解体業者に直接相談するのがおすすめ
- 少なくとも1社は、施工する解体業者から直接見積りを取り、範囲をそろえて比べる
- 許可、実績、重機の保有、撤去後の舗装まで頼めるかを確認する
リプロは、建機を自社で保有し、専任のオペレーターが施工する総合解体業者です。機械式から自走式まで、立体駐車場の撤去から、撤去後の平面駐車場の舗装まで、自社で一貫して対応します。撤去した鉄骨やパレットは、買取の金額をお見積りに反映し、項目ごとに分かりやすくお示しします。東京23区・多摩地域・埼玉県を中心に、神奈川県・千葉県の一部エリアに対応しています。
「ほかの会社の見積りと比べたい」というご相談も歓迎です。お気軽にお問い合わせください。
「建物を壊して更地になってしまえば、どこに頼んでも同じ。」
そんなことはありません。
費用の比較ばかりで解体業者を選ぶと、こんなところで痛い目に合ったりします。
お客様が本当に信頼できる一社を探してみてくださいね。
【解体業者へ直接発注】解体費用を抑えながら高い施工技術を実現します
解体業界では、価格比較サイトがとても増えました。複数業者の相見積もりで価格を比較して、お客様に選んでもらうシステムです。
確かに、業者同士でお見積りを競い合わせれば、お客様のお支払いする解体費用は安くなると思います。
ただ、あまりに行き過ぎた価格競争によって、現在では本来必要とされる正しい施工計画で解体をなされない現場が増えてきている懸念を感じています。
価格比較サイトのデメリット
・価格比較サイトから解体業者に紹介料マージンが10~20%発生している
・一人親方や数人規模の業者が多いため、施工技術にムラがある場合がある
・解体費用は安くなる一方で価格競争になる分、施工管理が煩雑になる場合がある
総合解体業者へ直接発注のメリット
・価格比較サイトへの紹介マージンがかからない分、正しい施工計画を立てられる
・様々な現場を経験した職人による施工で安心した施工ができる
・鉄骨造やRC造の解体に必要な建機を自社保有するためレンタルのマージンをカット
解体業者へ直接発注で紹介料マージンを抑えながら、、、
騒音・粉塵など近隣への配慮が必要な現場
鉄骨造、RC造など専用の建機とアタッチメントが必要な現場
アスベストがあって規則に沿った対応をすべき現場
これらのご相談は特に、総合解体業者であるリプロなら、お客様も納得のいく解体施工をご提供できるかと思います。
マンションの解体は、ぜひリプロにご相談いただけると幸いです。
もし、お見積りのご依頼ございましたら、ぜひ弊社までご連絡いただけましたら幸いです!
お問い合わせ
お電話の方は「HPを見たのですがお見積りお願いします」とお伝えください!
電話: 0120-57-5517
受付時間: 9:00〜18:00
メールフォーム: https://ripro1.com/form/
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