道路区画整理計画用地の住宅の解体で解体費用を抑える秘訣|東京・埼玉、解体のことなら 株式会社リプロ

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職長ブログ

2020/12/24

道路区画整理計画用地の住宅の解体で解体費用を抑える秘訣

道路区画整理計画用地の住宅の解体で解体費用を抑える秘訣

目次

1 今回の工事の概要

2 通常の施工と計画用地を活用した施工の比較

 2.1 通常施工の場合

 2.2 計画用地を活用した施工の場合

3 まとめ

今回の記事で紹介させて頂いくのは、以前ご紹介した新座3・4・10号 放射7号線の道路計画地に係る工事のお隣の敷地のお客様です。

今回の工事の概要

解体する建物条件は以下の通りです。

【地域】新座市野寺5丁目 I様邸
【構造・規模】木造2階建て/延床約67m2

今回施工させて頂いたI様の敷地は、道路に面している部分は一面のみで、その道路の広さも乗用車がギリギリ交互通行できる4mでした。

建物も敷地いっぱいに建っていて、1階部分に駐車スペースはあったものの、そこに重機を搬入して作業を進めるには難しい状況です。

上記の通りであれば難儀する現場なのですが、今回は道路計画予定地ならではの施工ができました。

詳細をお伝えする前に、今回の工事が通常の解体と同じく、敷地内で仕事を収めなければいけないものだった場合、どのような施工になっていたか考察したあと、実際の様子をご紹介させていただきます。

少し長いかもしれませんが最後までお付き合いいただけると幸いです。

今回の実際のお見積りは、こちらのブログで公開していますので、解体費用を知りたい方はご覧になってください。

道路計画整理事業の住宅の解体費用【見積り費用を項目別に解説】

通常の施工と計画用地を活用した施工の比較

通常施工の場合

まずは、養生の設置です。車両を上手く駐車スペースに搬入できるように考えて組立てます。

次に、内装解体と、屋根材&下地を手壊しします。

撤去したものは内装解体時にフロアの床に設けた開口部から荷下ろしし、搬出車両に積み込みます。内装解体・屋根解体が終わったら、上から順番に躯体を手壊ししていきます。

重機を搬入して作業するスペースは確保できないため、躯体は1階まで全て手壊しすることになったでしょう。

この作業を行ったとしたら、搬出の効率も悪くなります。駐車スペースにダンプを搬入して2階の床に当たらない程度しか解体材を積み込みできません。1台で搬出できる量が限られるので時間と手間がかかってしまいます。

かといって、前面道路で道路使用許可を取得して搬出車両を駐車出来たかと言われると難しかったと思います。

現場側に搬出車両をめいっぱい寄せたとしても、有効幅員が2メートル程度。乗用車であれば何とか通行できるかもしれませんが、少し大きな車両になってしまうと通行できません。

では、車両通行止めで申請を出していたらどなるかというと、近隣住民の方の生活道路になっているので、許可が下りなかった可能性が高いです。

仮に許可を頂けたとしても、近隣住民皆様に承諾書を頂いてからではないと難しかったと思います。

また、基礎の解体においても上手く搬出の段取りをしないと苦労したでしょう。敷地の半分を解体し一度搬出を行い、そちら側が完了したら車両が搬入できるようにコンパネや鉄板で養生を行います。

半分壊し終わったら残りの半分を解体していきます。車両と重機が同時に敷地に入ってしまうと、ものすごく手狭に感じたと思います。

通常と同じく敷地内だけで作業を進めていたら、手間と時間がかかり、当然それに比例して、工事代金も高くなってしまっていたでしょう。
 

計画用地を活用した施工の場合

さあ、お待たせいたしました。今回のような道路計画用地ならではの工事のご紹介です!


実際はどうやって施工をしたかといいますと、F様の敷地を利用させて頂きました。


F様の敷地は、今回施工させて頂いたI様の裏側にあたります。今回の工事の前に弊社で解体した建物があった敷地です。

まずは、更地になった敷地側から境界にあるブロック塀を撤去しました。

ブロック塀を撤去したことで地続きになり、その部分から搬入出・作業が出来ます。

内装材を撤去し屋根を解体するところまでは、敷地が使えなかった場合と同じように作業を進めましたが、大きく違うところは、搬出車両をF様の敷地に駐車して積み込み作業ができたことです。これにより、荷台の高さを制限するものが無いので一度により多くの解体材を搬出・積み込みができます。

さらに、ここからが隣地を使用させて頂けた最大のメリットになります。

屋根の解体が完了した後は、躯体の1階・2階部ともに重機で解体しました。

今回の立地で通常の施工を行った場合、手壊しでないと行えない作業が重機で解体ができるのです。躯体の解体・搬出手間と時間がかなり短縮できました。

そして基礎の解体も、半分解体して養生して…と細かい段取りもせず、重機が解体現場の敷地を自由に動きまわることがでます。搬出車両も隣接するF様の敷地に待機できたので、かなりスムーズに進めることができました。

最後の試掘・整地作業では、お施主様から予めお聞きしていた、FRPの浄化槽跡以外は地中障害物も無く整地して完了しました。

同じ人数で施工したとして、通常の施工よりも5日程短く完工できたのではないでしょうか。

まとめ

道路計画用地での工事では、タイミングにより隣地のスペースを利用して工事を行える可能性があります。

隣地を使用できるかどうかで、作業性・工期そして金額が大きく変わります。

道路予定地の案件の場合は、その辺りを踏まえてご相談頂けると幸いです。

ただ、とにかく安ければ良いのかというと、、、

「建物を壊して更地になってしまえば、どこに頼んでも同じ。」

そんなことはありません。

費用の比較ばかりで解体業者を選ぶと、こんなところで痛い目に合ったりします。

お客様が本当に信頼できる一社を探してみてくださいね。

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確かに、業者同士でお見積りを競い合わせれば、お客様のお支払いする解体費用は安くなると思います。

ただ、あまりに行き過ぎた価格競争によって、現在では本来必要とされる正しい施工計画で解体をなされない現場が増えてきている懸念を感じています。

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これらのご相談は特に、総合解体業者であるリプロなら、お客様も納得のいく解体施工をご提供できるかと思います。

道路区画整理の住宅の解体は、ぜひリプロにご相談いただけると幸いです。

みなさまからのお問合せ、お待ちしております!

<職長が思う安心安全な住宅解体施工とは【近隣対応・品質管理】>

住宅解体におけるリプロ職長の安心安全への心構えは、こちらにまとめていますのでご参考ください。

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<リプロの解体の特徴はこちらをご覧ください>

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