連棟住宅(長屋・テラスハウス)はどうやって解体しているの?【解体業者が解説】|東京・埼玉、解体のことなら 株式会社リプロ

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職長ブログ

2021/12/20

連棟住宅(長屋・テラスハウス)はどうやって解体しているの?【解体業者が解説】

連棟住宅(長屋・テラスハウス)はどうやって解体しているの?【解体業者が解説】

2022年5月13日更新

<解体業者が教える3つのポイント>
・連なった住宅の解体の方法を解説
・切り離しの解体で業者が気をつけているポイント
・実際の解体作業を画像付きで解説

目次

1 今回の工事の概要

2 長屋・テラスハウスの解体のポイント

 2.1 屋根がつながっている

 2.2 隣の建物と外壁の隙間がほとんどない

3 木造建物の切り離し工事

 3.1 ライフライン切り離し

 3.2 屋根切り離し

 3.3 躯体解体

  3.3.1 躯体解体は安全を考慮して手壊し解体

  3.3.2 防塵のため内装解体を行い、躯体の木軸と外壁材だけに

 3.4 基礎解体

  3.4.1 重機搬入

  3.4.2 基礎が隣家とつながっていたことが後からわかる

 3.5 試掘・整地

4 まとめ

今回の工事の概要

【地域】東京都杉並区
【構造】木造2階建て
【規模】延床約54.48m2(約17坪)
【内容】木造家屋切り離し工事

こんにちは!

住宅の解体の施工管理を行なっている金森です!

今回の木造解体工事は、いつも大変お世話になっている建築会社さんからのご依頼でした。

建替え工事に伴う既存家屋解体工事でしたが、いつもと違うところは、屋根が繋がっている3棟が連棟になっている建物のうちの1棟のみを解体というところでした。

長屋・テラスハウスの解体のポイント

連棟になっている住宅を、連棟住宅、長屋、またはテラスハウスなんて呼びます。

このような長屋、テラスハウスは今でも賃貸アパートで多いのですが、80-90年代のバブル期には土地の価格が非常に高騰したため、狭い土地でも新築の戸建が連棟で供給されていた時代がありました。

最近では、解体のご依頼で、このような長屋、テラスハウスの解体も増えてきているので、実際どのようなところにきをつけて解体業者が作業をしているのか見てみてください。

というのも、3棟が連棟で建っている場合、地中に埋まった水道管、ガス管など権利関係が複雑な場合が多いです。また、電気、電話線も3棟のうち1棟から配線されていたりします。

解体作業において、屋根や壁が共有されていることになりますので、隣地の方への承諾や解体方法でも隣にお住まいの方への最大限の配慮が必要になってきます。

通常の住宅解体のように、2階部分から重機でぶっ壊していくわけにはいきませんので、手壊しで安全に解体していく必要があります。このあたり、解体業者の技術が問われるところになり、ライフライン・屋根部の切り離し作業が今回の工事のポイントになります。

リプロ工法
連棟住宅の切り離しには、建築会社(元請け)さんの設計担当の方・大工さん・屋根の業者さんとよくコミュニケーションをとった上で、ライフライン・屋根部の切り離し作業を進めていくことが大事になります。

さあ、それでは今回の実際の事例をみていきましょう。

屋根がつながっている

隣の建物と躯体がつながっているのは屋根だけでした。屋根だけきをつければいいかというと、そうではありません。

隣の建物と外壁の隙間がほとんどない

外壁と外壁の隙間もほとんどありませんでした。

幸い、外壁は石板でしたので、建物の内側から手作業で取り外していく工法で作業を進めるように現場の皆と打合せをしました。

さらに、ほぼ敷地いっぱいに建物があり、敷地の間口は2m弱と広くありませんでしたので、延床約17坪の躯体はほぼ手壊しして、基礎解体の段階でミニユンボを搬入する計画を立てました。

ご近隣様に配慮しながら、慎重に作業を進めていきます!

木造建物の切り離し工事

ライフライン切り離し

家屋解体作業に入るにあたって、まずはライフラインの切り離しが必要になります。

ガス管はいつも通り地境で問題なく縁切り出来ました。

しかし、電気と電話の線が、解体対象建物を介してお隣の2棟に配線してありました。

そのため、元請けの建築会社さんを通じて、電力会社・通信業者さんを手配してもらいました。

解体をする建物から各引き込み線を取り外してもらい、解体対象ではないお隣の2棟には供給出来るように配線してもらいました。

屋根切り離し

まず、隣家との間の狭い部分を除いて、三面に養生を組立てました。

養生を足場代わりにして屋根に上れるようにしてから、隣家と繋がっている屋根の切り離しを行いました。

切り離し部の瓦をそっと取り外して、元請けさん・大工さん・屋根屋さんと確認しながら屋根の木軸を切り離しました。

切り離しを行ったお隣の屋根部分は、大工さんが雨養生をしてくれました。

下地が露出したままだと、雨漏りしてしまいますからね。

さらに、この後の作業で切り離し部がお隣の屋根や躯体に干渉しないように、こちらの屋根の部分をしっかりと撤去しました。

これでとりあえず一段落です。

躯体解体

躯体解体は安全を考慮して手壊し解体

躯体解体はほぼ手作業で行いました。

お隣との間は隙間がなく、単管パイプで養生を組立てることは出来なかったので、防音シートを上から垂らして作業を行いました。

ただ、シートを垂らしているだけなので当然、強度はありません。

ホコリがお隣にいかないようにするための対策です。

なので、いつもの手壊しのように壁倒しで解体するわけにはいきません。

では、どうやって解体したのか。

防塵のため内装解体を行い、躯体の木軸と外壁材だけに

前述しましたように、幸いお隣との間の壁は石板でした。

この石板を内側から取り外して内部に引き込んでいきました。

石板を撤去し終わったら、壁の木下地だけが残ります。

この木下地を倒すのではなく、こちらも取り外して撤去することで、お隣の躯体に影響を与えることなく解体作業が出来ます。

無事に隣接部の撤去を完了出来ました。

当初は、お隣の雨養生は屋根の部分だけの予定でした。しかし、こちらの建物が無くなりお隣の外壁材を確認した結果、元請けさんと相談して全面的に雨養生を行うようにしました。

この辺りも、現場の状況を判断して、できる限り安心・安全に解体施工に向けて最善を尽くしたい解体業者の工夫です。

基礎解体

重機搬入

建物がほぼ無くなった段階で、3tクラスのミニユンボを搬入しました。

躯体解体後の木くずと混合廃棄物がまだ残っていましたので、手作業と機械作業の併用で片付けました。

建物の布基礎は順調に撤去していけました。

基礎が隣家とつながっていたことが後からわかる

ところが、屋根と同様に、基礎と土間コンクリートも隣家と繋がっている部分がありました。

直ぐに元請けさんに連絡して、現場に来てもらいました。

解体の基礎に関しては、当時の設計図がない限り、躯体を解体し終えてからでないとわからないことが結構あります。

見積り段階で解体の全てが明確になっているわけではないので、工事をしながらコミュニケーションを元請けさんと取っていくのが何より大切なんですよね。

今回は、隣家の方と相談してカットする位置を決めて、ダイヤモンドカッターを入れてハツリ取りました。手作業で行うべき作業は、横着せずにしっかりと施工します。

ここで、もし解体業者がコミュニケーションや手作業を面倒臭がって重機で解体をして、隣家の基礎に影響が出てしまっては洒落になりません。

半日ほどかけてきっちりと縁切りハツリ作業を行いました。

試掘・整地

その後は特に問題も無く、不用な埋設管類を撤去しながら試掘作業を進めました。

多少のガレキ・コンクリートガラは出てきましたが、大きな地中障害物はありませんでした。

整地を行い、敷地入口を区画して完了しました。

まとめ

今回は木造家屋の切り離し工事をご紹介しました!

多くあるケースではありませんので、解体工事歴が浅い職人さんだと経験が無い方もいらっしゃるのではないでしょうか。

切り離し工事は、解体工の経験と補修工事を行う業者さんとの打合せが重要です。

下手に撤去してしまうと、補修が出来なくなってしまうことや残す方の躯体に影響を及ぼすことになる可能性があります。

また、解体してみて初めて見えてくる部分もあります。

経験に基づいて、それに如何に対応出来るかがカギになってきます。

今回は、いつもお世話になっている建築会社(元請け)さんでしたので、密に打合せが出来てスムーズに進めることが出来ました!

またのご用命をお待ちしております!

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<職長が行う住宅解体施工前のライフライン撤去手続き【施工画像で解説】>

住宅解体工事に伴うライフライン撤去については、こちらにまとめてあります。

<リプロの施工事例はこちらをご覧ください>

<リプロの解体の特徴はこちらをご覧ください>

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