万年塀撤去の見積り公開・原価の解説【塀の撤去が高額になるケース】|東京・埼玉、解体のことなら 株式会社リプロ

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2020/03/25

万年塀撤去の見積り公開・原価の解説【塀の撤去が高額になるケース】

万年塀撤去の見積り公開・原価の解説【塀の撤去が高額になるケース】

更新日:2022年3月18日更新

<解体業者が教える3つのポイント>
・万年塀撤去の見積もりを大公開
・撤去費用の内訳を項目ごとに細かく解説
・撤去費用の原価を解体業者がしっかりと解説

目次

1 万年塀の撤去費用相場

2 見積り価格

3 見積り費用内訳

 3.1 解体・撤去工事

 3.2 解体発生材処分

 3.3 現場諸経費

4 原価の算出方法

 4.1 人工費用

 4.2 産廃処分費用

 4.3 運搬費用

5 万年塀の見積りで確認してほしい注意点

6 外構撤去は解体業者リプロに写真を送れば見積もりはすぐ!

万年塀の撤去費用相場

万年塀の撤去相場:14~40万円(弊社施工実績)

住宅周りのちょっとしたブロック塀の撤去は、約7万円から撤去可能(弊社施工実績)なのですが、万年塀となると、大規模な施工になることが多いので、施工費用は高額になるケースが多いです。

さて、ブロック塀と、万年塀の違いがわかりますでしょうか?そもそも、万年塀という単語自体聞いたことがないのが普通かもしれませんね笑

はい、これです。

これが万年塀です。

万年塀とは、鉄筋コンクリート製の支柱を建てて、その間に平板を落とし込んで作られたコンクリート塀のことで、正式名称は鉄筋コンクリート組立塀と呼ばれ、1950〜70年代に特に多く建てられました。

一方で、ブロック塀とは、ブロックを積み上げ、ブロックの間に鉄筋を入れ、モルタルで積めた塀のことで、頑丈なイメージのある万年塀とは違って、簡易的でもろいイメージがあります。

ところが、万年塀は、建築当時はブロック塀よりも、地震などに対して耐久性も高かったのですが、40年、50年と月日が経つと、支柱の鉄筋は錆びてきて、大人の目線以上にもなる高さの万年塀は、自重から傾いてくることがとても多いです。

そんな万年塀ですが、同じ塀でも、ブロック塀よりも万年塀の方が撤去費用は高くなってしまう、そのカラクリを今回は見積りを公開して解説していきたいと思います。

それでは、見積り金額を公開していきます!

見積り価格

今回のお見積もり金額は、378,000円(税込)です。

こちらのお見積りでは、住宅の敷地と、住宅までの私道部分の間に設置された万年塀の撤去の内容でした。

さあ、その気になる内訳を公開してしまいましょう!

見積り費用内訳の公開

解体・撤去工事 201,300円

解体・撤去工事とは、万年塀の解体するためにかかった費用のことで、解体するために必要な作業員の人件費と必要な解体工具、養生などの費用を割り振ったものになります。

どうでしょう、ブロック塀は数万円ほどの場合が多いので、内訳の撤去工事費用は約20万円と、ブロック塀の撤去と比較して高いですよね?

というのは、今回のケースですと三つ要因があります。

一つは、約61m2と広範囲の撤去だということ。

二つは、古くなった万年塀は傾いていることもあり、頑丈な支柱をコンクリートカッターで丁寧に解体していくため、施工費用が多くかかってしまうこと。

そして、三つ目が支柱部分の基礎を掘り起こして撤去する施工があり、こちらに施工時間がかかるという想定のもと、見積を算出させていただいております。

解体発生材処分 126,000円

こちらは解体材小運搬・積込に54,000円、解体材運搬・処分に72,000円の内訳になります。

解体材の小運搬とは、解体で壊したブロックのコンクリート平板や柱、基礎をダンプまで運ぶこと言って、解体材の積込とは、運んだ解体材を作業員の手で2tまたは3tトラックの荷台に載せることを言います。

コンクリート平板をダンプまで運んで載せるのですが、、、

万年塀の平板1枚でなんと、、、

約40kg!もあります。

1列に5枚のコンクリート平板が入っているので、それを運ぶのは相当な力と人手が必要になるのです。

そして、解体材の運搬とは、産廃屋さんに2tまたは3tトラックやダンプで運ぶための輸送の費用になっています。解体材の処分とは、産廃屋さんで、発生した解体材を産業廃棄物として処分するための費用です。

今回は、3tダンプ1台で運搬を行い、解体で発生したブロックは、コンクリートガラとして産廃屋さんで処分を行いました。

現場諸経費 26,184円

最後に、現場諸経費とは、例えば解体する時に使用したサンダーやセイバーの歯代、解体発生した解体材をまとめるための袋(通称ガラ袋)代、などに当たります。

以上と、なります。

原価の算出方法

原価は、弊社では人工費用、産廃処分費用、運搬費用、現場諸経費を元に、原価計算を行い、お見積もりを作成しております。

人工費用

作業にかかる作業員の人件費のことです。現在(2020年時点)では、建設現場での作業員の人件費は、人手不足の影響から高騰しており、建設業界では東京都内近郊で1人工20,000〜25,000円(法定福利費含む)が相場となっています。

今回のお見積もりのケースでは、万年塀の撤去作業に5人で二日間に渡って行われたため、人件費で200,000〜250,000円の費用がかかっているということになります。

20万円!

作業員の人件費だけで、少なくとも20万円もかかるってびっくりですよね、、、

大規模な施工で重機を使えるような現場ならば、実は費用は比較的押さえられるのですが、人力での作業で手壊しとなると、どうしても人件費はかかってきます。

産廃処分費用

2011年の東日本大震災、そして近年の廃プラスチックの輸出が難しくなってきたことで、事業から排出されたような産業廃棄物は、処分にかかる費用が非常に高騰しています。

今回は、コンクリート二次製品のガラとして処分されたのですが、万年塀ですと処分量がかなり多くなるため、数万円の処分費用が発生するため、見積りのような処分価格をご提示しております。

運搬費用

解体で発生した解体材を、2tまたは3tトラックで産廃屋さんに運ぶための費用です。それは、トラックの購入価格、年間使用した燃料代、メンテナンス費用を稼働日数で割った金額で、一日利用した場合の金額を算出して計上しています。

金額はトラックの大きさにもよりますが、1台5千円から1万円程度ではないでしょうか。今回は、4台の3tダンプで運搬を行いましたので、2~4万円ほどになるかと思います。

いかがでしょうか?

人工費用だけで、20万円以上ということは、産廃処分費用、運搬費用、現場諸経費を合わせると、どうやら原価はそれなりの高額になりそうです。

解体業者の見積りで確認してほしい注意点

こちらは、お客様と思いも寄らないトラブルに発展することを避けるために、いくつか条件を提示させていただくことがあります。

とは言っても、一方的にお客様に不利益になるような条件などはなく、主にお互いトラブルにならないようにするためです。

※工事について

⑷作業時には、隣地に立入ることができる想定での見積となります。

今回は住宅の敷地と、私道の間の万年塀でしたが、所有者様は私道側で、万年塀に接して建てられた戸建住宅の方々は、所有はしていませんが、使用はしています。

ですので、隣地にお住まいの方々に敷地の一部を工事で使わせていただくことの事前確認のために、このような記載をさせていただいております。

作業員5人で、専用の電動工具による撤去工事になりますので、もし事前に隣地の方に話がいっていないとなると、騒音や粉塵の被害を訴えられてしまい、思いも寄らない近隣トラブルに発生する恐れがあります。

もし、隣地にお住まいの方から、「工事があるなんて聞いていない」、「工事を止めろ!」なんていうことになってしまうと、、、

施工を一時ストップさせたり、電動工具が使えずに音を出さずに施工することになってしまったりします。

または、住宅側の敷地には入らずに撤去するとなると、作業範囲が限られてしまうため、想定していた工事日数を大幅に超過してしまい、追加費用をいただく必要が出てくるケースも考えられます。

外構撤去は解体業者リプロに写真を送れば見積もりはすぐ!

いかがでしょうか?

万年塀の撤去費用の相場って、知りたくてもわかりませんよね?

お客様にとって、不安のつきまとう解体工事だからこそ、見積りの公開や原価の仕組みを説明させていただきました。

もし万年塀をこのままにしていたら危ないなと思われ、解体するための電動工具を所有されていなく、また解体材の産廃処理が難しい場合などは、解体業者のプチ解体をご検討してみてくださいね。

外構の撤去を行うプチ解体であれば、住宅解体とは異なり、現地調査を行わずに、写真と電話で見積もり金額のご提示が可能です。

まずは、お気軽に現地の解体対象物の写真をお送りくださいね!

万年塀の撤去のご依頼前に、ぜひ見てほしい解体業者が実際に施工している事例はこちらになります♪

<プチ解体のちょっとした話 〜塀の内側と外側の高さ問題の実践 編〜>

<プチ解体のちょっとした話〜万年塀の基礎撤去の事例紹介編~>

<リプロの施工事例はこちらをご覧ください>

<リプロの解体の特徴はこちらをご覧ください>

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