物置の撤去費用は?見積り7.6万円の内訳と原価を公開【一般的なスチール物置】解体の手順・DIYの注意点も解説

更新日:2026年10月21日更新
<解体業者が教える3つのポイント>
- 一般的なスチール製の物置の撤去は、総額75,600円(税込)でした。作業員2人で、物置の下のブロック架台と、近くのブロック・フェンスの撤去も含みます
- 小型の物置で、作業員1人・軽トラで済む場合は3万〜4万円で撤去できます
- 物置を壊す作業より、庭の奥からの運び出しと処分に費用がかかります。今回は、その費用が全体の約6割でした
目次

「物置・倉庫の撤去って、かかっても3万円くらいかな。」
なんて、一般の方からは思われるのが普通かもしれません。でも、解体業者に見積もりを依頼してみたら、、、
「ん??物置捨てるのに、8万円もするの?」
「ええ!?プレハブ解体撤去に26万円もするの!?ぼったくりじゃないか!」
「ゴミを捨てるのってタダなんじゃないの?こんなにお金がかかるの!?」
と、びっくり仰天されることが、実はすごく多いのです。
一般の方が解体業者の出す見積もりを見ても、なんか、解体費用や産廃費用などそれっぽいことがいっぱい書いてあります。
ですが、ここで素朴な疑問が、、、
「一体どんな根拠で、この金額になっているかわからなくないですか??」
見積りに書いてあるのは、施工費用だけではありません。
運搬費用だとか、産廃処分費用だとか。
施工や処分にかかる単価の根拠も、お客様からしたら理解できないのが当然だと思います。
ですので、今回は解体業者が物置・倉庫の見積り費用の金額を、どうやって算出しているのか解説しちゃいます!
見積り価格

今回のお見積もり金額は、75,600円(税込)です。
こちらのお見積りでは、戸建住宅の庭に設置されていた、ごく一般的な物置の撤去でした。
ホームセンターで販売しているような一般的なスチール製の物置・倉庫で、特に解体施工しづらい現場環境でもなく、解体材をトラックまでの運び出し経路も問題ないようでしたら、だいたいこのくらいの価格になるかな、といったところです。
※ちなみにちょっとした小型の物置でしたら、軽トラに作業員一人で作業可能な場合は、3〜4万円で撤去できます。
さあ、その気になる内訳を公開してしまいましょう!
見積り費用内訳の公開

撤去費用 22,000円
撤去費用とは、これは物置・倉庫や小屋を解体するためにかかった費用のことで、解体するために必要な作業員の人件費と必要な解体工具、養生などの費用を割り振ったものになります。
コンクリートブロック架台の撤去

今回は物置の下に、コンクリート製のブロック架台があったので、こちらも撤去させていただきました。物置とこのブロック架台の撤去を合わせて11,000円がかかっています。
物置以外のちょっとしたブロックとフェンスの撤去

実はこのお見積りですが、物置のそばに植栽を植えるスペースがあり、そこにちょっとしたブロックとフェンスがあったので、その撤去に11,000円の費用がかかったという内訳になります。
プチ解体は、このように物置だけでなく、合わせてお家周りのちょっとした外構の撤去をご依頼いただくことは多いです。
解体材運搬・積込 44,000円
解体材小運搬・積込に24,000円、解体材運搬・処分に20,000円の内訳になります。
解体材小運搬・積込は、解体材の小運搬と、解体材の積込にかかった費用となります。
解体材の小運搬とは、解体で発生した物置のスチール材やブロックをトラックやダンプまで運び、荷台に載せることを言います。
解体材の積込とは、物置を解体したことで発生したスチール材や、基礎として使っていたコンクリートブロックを、作業員の手で2tまたは3tトラックに載せるのにかかった人件費となります。
そして、解体材の運搬とは、産廃屋さんに2tまたは3tトラックやダンプで運ぶための輸送費と処分費の費用になっています。解体材の処分とは、産廃屋さんで、発生した解体材を産業廃棄物として処分するための費用です。
物置の解体材積込の特徴
物置ってバラすのはそこまで時間がかからないのですが、バラした解体材を一つ一つ庭の奥からダンプまで運んで積むのに時間がかかってしまうのです。
例えば、カーポートではダンプをすぐ施工対象物の近くまで車両を寄せられますので、積み込みには時間がかかりません。
ところが、物置っておかれる場所は、だいたいお庭の奥なのです笑
スチール製であれば処分費用はスチール部分の処分費用はかかりませんが、意外と積込のようなところに、作業費用はかかってしまいます。
ですので、物置の撤去では、撤去費用そのものよりも、解体材の積込や運搬、産廃の処分費用の方が高くなることは良くあることです。
現場諸経費 5,280円
最後に、現場諸経費とは、例えば解体する時に使用したサンダーやセイバーの歯代、解体発生した解体材をまとめるための袋(通称ガラ袋)代、モルタル補修がある場合のモルタル代などに当たります。
以上となります。
内訳を割合で見ると、約6割が運び出しと処分
| 項目 | 金額 | 割合 |
|---|---|---|
| 撤去費用(物置とブロック架台・ブロックとフェンス) | 22,000円 | 約31% |
| 解体材運搬・積込(小運搬・積込み・運搬・処分) | 44,000円 | 約62% |
| 現場諸経費 | 5,280円 | 約7% |
※割合は、内訳3項目の合計(71,280円)に対する割合です。
物置とブロック架台を壊す費用は11,000円で、全体の約15%にすぎません。一方で、解体したスチール材やブロックを、庭の奥からトラックまで一つずつ運んで積む作業(24,000円)が大きな割合を占めています。
ケース別の物置の撤去費用の目安
| ケース | 費用の目安(税込) | 主な条件 |
|---|---|---|
| 小型の物置 | 3万〜4万円 | 作業員1人・軽トラで運べる大きさ |
| 一般的な物置(今回) | 75,600円 | スチール製・ブロック架台・作業員2人。近くのブロックとフェンスの撤去を含む |
| 高額になるケース | 24万円 | 木製・コンクリート土間・中に不用品と庭の枝葉・作業員4人 |
同じ「物置の撤去」でも、小型の物置と高額になるケースでは、費用に6〜8倍の差があります。中に荷物が残っているか、物置の下がコンクリート土間か、木製かの3つで、費用が大きく上がります。高額になったケースの内訳は、「高額になるケース」の記事で紹介しています。
原価の算出方法
原価は、弊社では人工費用、産廃処分費用、運搬費用、現場諸経費を元に、原価計算を行い、お見積もりを作成しております。
人工費用
作業にかかる作業員の人件費のことです。現在では、建設現場での作業員の人件費は、人手不足の影響から高騰しており、建設業界では東京都内近郊で1人工20,000〜25,000円(法定福利費含む)が相場となっています。
今回のお見積もりのケースでは、物置撤去作業に2人で行われたため、人件費で40,000〜50,000円の費用がかかっているということになります。
産廃処分費用
2011年の東日本大震災、そして近年の廃プラスチックの輸出が難しくなってきたことで、事業から排出されたような産業廃棄物は、処分にかかる費用が非常に高騰しています。
特に混合廃棄物であったり、木くずであったり、さまざまな産廃費用に高騰が起こっています。
ただ、物置が今回はスチール材でしたので、鉄くずとして買取できますので、不用品などなければ、スチール部分以外の産廃になるので、そこまで費用はかかりません。
今回は数千円程が処分価格になります。
運搬費用
解体で発生した解体材を、2tまたは3tトラックで産廃屋さんに運ぶための費用です。それは、トラックの購入価格、年間使用した燃料代、メンテナンス費用を稼働日数で割った金額で、一日利用した場合の金額を算出して計上しています。
金額は1台数千円ではないでしょうか。
現場諸経費
現場諸経費は、見積もり内訳の項目と同じになります。こちらも数千円になります。
いかがでしょうか?
物置の撤去に70,000円ちょっともするの?
高くない?
と、思われるかもしれませんが、原価計算してみると、あれあれ、確かに。
人工費用、産廃処分費用、運搬費用、現場諸経費を合わせると、原価で5万円以上もかかっていました。
続いては、見積りの条件について公開します。
スチール物置を解体する手順
ホームセンターで売っているスチール製の物置は、組み立てと逆の順番で分解します。
- 中身を出す:棚の荷物をすべて出し、空にします
- 扉を外す:引き戸の扉を、レールから外します
- 棚を外す:中の棚板と、棚を支える金具を外します
- 屋根を外す:屋根のパネルを外します。高い場所の作業になるため、脚立を使い、2人で支えながら行います
- 壁を外す:背面と側面のパネルを外します
- 床とフレームを外す:床板と、土台のフレームを外します。地面に固定する金具(アンカー)があれば、あわせて外します
- ブロック架台を撤去する:物置の下に置かれたコンクリートブロックを撤去します
ボルトがさびて回らない場合は、サンダーやセーバーソーで切断します。外したパネルは、スチール・プラスチック・ブロックに分けて運び出します。
物置の見積りで確認してほしい注意点

こちらは、お客様と思いも寄らないトラブルに発展することを避けるために、いくつか条件を提示させていただくことがあります。
とは言っても、一方的にお客様に不利益になるような条件などはなく、主に言った言わないのトラブルにならないようにするためです。
※工事について
⑴見積書記載意外の工事【物置内部残置物/指定範囲外工事等】は含みません。
このような記載をさせていただいていますが、物置・倉庫や小屋のようなプチ解体で結構多いのが、作業員が現場についてから、
「ついでにここもやってほしいんだけど、、、」
「これ不用品でいらないから、トラックで持って行って捨てておいてよ」
などのように、事前にお聞きしていなかった範囲の工事や、不用品の回収のご相談も受けることがあります。
そうすると、物置・倉庫や小屋のサイズや現場の作業環境に合わせて作業員の数を決めていたり、解体で発生する産廃の量に合わせてトラックの大きさを計算して、お見積もりを出させていただいているので、時間内に終わらなくなってしまったり、産廃の費用を追加でいただく可能性があります。そのため、このような記載をさせていただいております。
あとは、プチ解体では電動工具を使用することが多いため、電源をお借りしたいのと、コンクリート部分を工具で解体する際に、ほこりが舞うので、そのためのお庭の水をお借りしたりといった内容の記載をさせていただいています。
物置を自分で撤去(DIY)する場合
| 項目 | DIYしやすい | 業者に頼んだほうがよい |
|---|---|---|
| 大きさ | 人の背より低い小型の物置 | 大人の背より高い物置、2畳以上の大型 |
| 状態 | ボルトが回る | さびてボルトが回らない、傾いている |
| 物置の下 | 土やブロックの上 | コンクリート土間 |
| 処分 | 自治体の粗大ゴミで出せる | 大きくて粗大ゴミで出せない |
自分で撤去する場合は、解体した後の処分まで考えておきましょう。スチール製の物置は、自治体によっては粗大ゴミとして出せますが、大きさに制限があります。物置の下のコンクリートブロックは、多くの自治体で回収していません。処分の方法は、お住まいの自治体に確認しましょう。
撤去の日までに、施主が準備しておくこと
工事を予定どおり1日で終えるために、次の準備をお願いしています。
- 物置の中を空にする:残す物は家の中などに移し、処分する物は事前に分けておきます
- 鍵を開けておく:物置の鍵が見つからない場合は、事前にお知らせください
- 通路を空ける:物置からトラックまでの通路に、植木鉢や自転車などがあれば移動しておきます
- 車を移動する:家の前や駐車場にトラックを停めるため、必要に応じて車を移動します
- 電源と水の確認:電動工具やほこり対策に使う、屋外のコンセントと水道の場所を教えてください
特に、物置の中の荷物が残っていると、その片付けと処分で費用と時間が大きく増えます。
よくある質問
Q. 物置の撤去と一緒に、ブロックやフェンスの撤去も頼めますか?
A. はい。今回も、物置の近くにあったブロックとフェンスの撤去を11,000円で一緒に行いました。まとめて依頼すると、運搬や処分を一度で済ませられます。
Q. 工事の当日に、ほかの撤去を追加で頼めますか?
A. 作業員の人数やトラックの大きさは、見積りの範囲に合わせて決めています。当日の追加は、時間内に終わらなかったり、追加の費用がかかったりするため、見積りの前にお知らせください。
Q. 物置を撤去した後の地面は、どうなりますか?
A. ブロック架台を撤去した跡は、土の地面に戻ります。土間コンクリートを打って駐輪場にするなど、撤去後の使い方もあわせてご相談いただけます。
Q. まだ使える物置を、引き取ってもらうことはできますか?
A. 状態のよいスチール製の物置は、リサイクル業者などに引き取ってもらえる場合があります。解体業者に撤去を頼む場合は、鉄くずとして処分費がかからない分、費用を抑えられます。
Q. 物置の中にある灯油や塗料も、処分してもらえますか?
A. 灯油・ガソリン・塗料・農薬などは、解体業者では処分できない場合があります。購入した販売店や専門の業者に相談しましょう。
Q. 賃貸住宅の物置を撤去してもいいですか?
A. 物置が建物の付属品の場合は、大家さんや管理会社の物です。撤去の前に、必ず許可を取りましょう。
外構撤去は解体業者リプロに写真を送れば見積もりはすぐ!
いかがでしょうか?
物置の撤去費用の相場って、知りたくてもわかりませんよね?
「物置を撤去するだけなんだから、3万円くらいでできるでしょ?」
物置を撤去するだけなら、確かに3万円以内でできるかもしれません。
ですが、構造をバラすだけでなく、ダンプへの積込にかかる費用や、産廃業者さんにダンプで解体材を運搬する費用、産廃屋さんで処分してもらう費用を合わせてみて、トータルで金額が決定されます。
お客様にとって、不安のつきまとう解体工事だからこそ、見積りの公開や原価の仕組みを説明させていただきました。
もし物置や倉庫、プレハブをこのままにしていたら近隣の人にとって危ないなと思われたら、解体、撤去のため、解体業者のプチ解体をご検討してみてくださいね。
外構の撤去を行うプチ解体であれば、住宅解体とは異なり、現地調査を行わずに、写真と電話で見積もり金額のご提示が可能です。
まずは、お気軽に現地の解体対象物の写真をお送りくださいね!
物置の撤去費用が高額になってしまった場合のお見積り紹介と、実際に弊社で施工した物置の撤去事例をご覧になってくださいね♪
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