【プロが解説】老朽化したベランダ・バルコニーの撤去が必要になるケース|鉄製・木製の劣化とアルミ製への交換

更新日:2026年6月11日更新
<解体業者が教える3つのポイント>
・ベランダ撤去の見積もりを大公開
・撤去費用の内訳を項目ごとに細かく解説
・撤去費用の原価を解体業者がしっかりと解説
目次
3 洋風注文住宅などの新築時に、木製で設置されたベランダやバルコニー
10 外構撤去は解体業者リプロへ|写真を送れば見積もりはすぐ
「ベランダのサビがひどくなってきた」「木製バルコニーの床がぶよぶよして不安」――そんなお悩みから、ベランダ・バルコニーの撤去をご検討される方が増えています。
ベランダ・バルコニーには、住宅の梁(はり)と一体で作られているタイプと、後から設置された(後付けの)タイプがあります。梁が住宅の躯体(くたい)部分と一体になっているものは、撤去するケースはあまり多くありません。撤去のご相談で多いのは、築古住宅に後付けされた「鉄製(スチール製)」と、新築時に設置された「木製」の2つのタイプです。
本記事では、解体のプロの視点から、ベランダ・バルコニーの撤去が必要になるケースを素材別に解説し、劣化のセルフチェック・放置するリスク・解決策としてのアルミ製への交換までを分かりやすくご紹介します。
ベランダ・バルコニーの撤去が必要になるケース
ベランダやバルコニー・テラスの梁が駆体部分と一緒のものならば、まず撤去することになるケースはないのですが、解体業者である弊社によくお問い合わせいただくのは、
築古住宅の後付けで設置された、鉄製ベランダやバルコニー

注文住宅などの新築時に、木製で設置されたベランダやバルコニー

この2つのご相談が多くなってきます。
なぜこの2つのお問い合わせが多いかというと、床が腐ってきてしまったり、支柱が劣化して傾いてきたりするタイミングにご連絡をいただきます。
その理由には、ベランダとバルコニーのスチール製と木製の素材の影響です。
鉄製(スチール製)と木製の劣化を比較【早見表】
撤去のご相談が多い「鉄製」と「木製」では、劣化の出方や時期が異なります。まずは全体像を早見表で確認しましょう。
| 鉄製(スチール製) | 木製 | |
|---|---|---|
| 多い設置時期 | 1960〜70年代の住宅に後付け | 新築の洋風住宅 |
| 主な劣化 | サビ・腐食 | 木の腐食・床抜け |
| 劣化が出始める目安 | 設置から10〜20年でサビ/30〜40年で強度不足 | 設置から10〜15年 |
| 必要なメンテナンス | 定期的な塗装(実施されないことが多い) | 定期的な塗装(実施されないことが多い) |
| 近年の交換先 | メンテナンスフリーのアルミ製 | メンテナンスフリーのアルミ製 |
それぞれの劣化について、くわしく見ていきましょう。
それでは、それぞれ解説していきたいと思います。
築古住宅の後付けで設置された、鉄製ベランダやバルコニー
以前の住宅はスチール製が主流だった
1960-70年代あたりの高度経済成長期では、住宅のバルコニーには当時耐久性が強いとされていたスチール製が多かった歴史があります。
当時設置されたものが、現在ちょうど老朽化のタイミングを迎えています。
スチール製だと全体的にサビが増えてくる
確かに、スチールは鉄なので、当初の強度は強いのですが、10~20年経つとサビが目立ってきて、定期的にメンテナンスを実施していく必要があり、錆び止めの塗装を塗っていく必要があります。
ですが、一般的な住宅のベランダ・バルコニーは2階に設置されていることが多く、脚立や場合によっては足場を組んで塗装を定期的に実施するなどなかなか業界の人でもない限り行わないかもしれません。
実際にはメンテナンスがされていないケースがほとんどです。塗装が剥がれた部分からサビが広がり、見た目だけでなく強度にも影響していきます。
スチール製の床の塩ビデッキが経年劣化する

通気と日当たりが悪い立地ですと尚更なのですが、床材は塩ビ素材を使ったデッキが比較的多く、デッキが長年の使用によって歪んできて中に雨水が溜まったままになってしまうと、湿気からベランダ・バルコニーの柱や梁などの構造にサビが発生しやすくなってきます。
床のたわみや水たまりは、内部の劣化が進んでいるサインです。
スチールの支柱が劣化してきたら早めに撤去を

通気や日当たり、デッキに状態によっては、30~40年経過するとサビによる腐食が発生してしまいます。
サビによる腐食が進むとは、つまり、強度不足が発生してきてくるということです。
ですので、もし柱や梁に腐食によるスチール素材の劣化が起こると、バルコニーやベランダを歩くと軋んでしまったり、さらに腐食が進むと構造が傾いてきてしまったりします。
ベランダ・バルコニーが設置されるのは2階が多く、柱や梁の構造に問題が発生すれば、最悪落下や倒壊の危険性も起こりえます。
支柱の劣化が見られたら、早めの撤去・交換を検討することが大切です。
注文住宅などの新築時に、木製で設置されたベランダやバルコニー
以前の住宅は木製のベランダやバルコニーも多かった

欧米で多い木製ベランダ・バルコニーに対する憧れから、洋風の新築住宅などでは木製によるベランダ・バルコニーで新築されることもあります。
新築時は、すごく綺麗で木の温もりを感じられるベランダ・バルコニーですが、ここは高温多湿の日本。
木のぬくもりと開放感は魅力ですが、使用される木は外国産の木材が中心ですので、日本の気候との相性には注意が必要です。しばらくすると、構造に問題が発生してきてしまうことになります。
木製だと木が腐食してくる

通気や日当たりなどの状況にもよりますが、安価な海外産の木材は、日本の気候には合わずに、塗装を塗ってメンテナンスをしないとだいたい10~15年で劣化してしまいます。
定期的な塗装メンテナンスを怠ると腐食が一気に進行し、ある日突然床が抜けるといった事態も起こり得ます。
木製の支柱が劣化してきたら早めに撤去を

もし、柱に劣化が生じてしまったら、歩くと軋んでしまったり、傾いてきてしまったりします。
表面はきれいに見えても内部が腐食していることがあるため、「まだ使えるだろう」と先延ばしにせず、劣化のサインが見られたら早めに撤去・交換を検討しましょう。
劣化のセルフチェックリスト
ご自宅のベランダ・バルコニーが撤去・交換を検討すべき状態かどうか、次のリストでセルフチェックしてみましょう。
鉄製(スチール製)の場合
- サビが広範囲に広がっている
- 塗装が剥がれている箇所がある
- 床の塩ビデッキが歪み、雨水が溜まる
- 支柱の根元がサビている・腐食している
- 歩くと軋む、床が傾いている感じがする
木製の場合
- 木材が腐食している・ささくれている
- 塗装が剥がれ、色あせている
- 床を踏むときしむ・ぶよぶよする
- シロアリの形跡がある
- 設置から10〜15年以上が経過している
1つでも当てはまる場合は、専門業者による点検・撤去の検討をおすすめします。 とくに複数当てはまる場合は、強度が低下している可能性が高いため、早めの対応が安心です。
放置するとどうなる?倒壊・落下のリスク
「まだ使えそうだから」と劣化したベランダ・バルコニーを放置することは、思わぬ事故につながる恐れがあります。
- ある日突然、崩れる危険:サビや腐食で強度が低下した構造物は、見た目では分かりにくくても、内部から限界に近づいていることがあります。
- 2階以上なら落下による大ケガ・命の危険:高所のベランダ・バルコニーが崩れれば、利用していた人が落下し、大ケガや命に関わる事故につながりかねません。
- 第三者への被害と所有者の責任:倒壊した部材が通行人や隣家に被害を及ぼした場合、所有者の管理責任が問われることがあります。
劣化したベランダ・バルコニーは、「いつか直そう」ではなく、安全のために早めに撤去・交換することが、結果的に費用面でも安心につながります。
解決策:メンテナンスフリーのアルミ製への交換

このように、木製は当初は木の温もりを感じられ、満足度が高い素材なのですが、長期間の維持が難しいため、メンテナンスフリーのアルミ製が登場してきました。
鉄製・木製のベランダ・バルコニーが劣化したとき、近年もっとも選ばれているのがアルミ製への交換です。鉄や木が抱える弱点を、アルミ製は多くの面でカバーしてくれます。
アルミ製のメリット
- サビない・腐食しない:アルミは酸化被膜でサビに強く、鉄製のようなサビの心配がありません。
- メンテナンスフリー:定期的な塗装が基本的に不要で、木製のような腐食対策の手間もかかりません。
- 軽量で住宅への負担が少ない:軽いため、住宅への負担を抑えられます。
- 長寿命:適切に設置すれば長く使え、結果的にメンテナンスコストを抑えられます。
もちろん、木の風合いを好む方にとってはデザイン面で物足りなさを感じる場合もありますし、新設には初期費用がかかります。しかし、「設置後の手入れの手間」と「安全性」を重視するなら、アルミ製は有力な選択肢です。
外構エクステリア屋さんに新設してもらう場合には、最近では、アルミ製で作られるケースが多いのではないでしょうか。
撤去の流れ・費用は?
実際の撤去がどのように進むのか、費用はどのくらいかかるのかも、あらかじめ知っておくと安心です。
撤去の手順について
撤去作業は、波板・大引き・柵・床板・住宅接合部・束石と、順を追って進めていきます。具体的な撤去手順は、別記事でステップごとに公開していますので、あわせてご覧ください。
費用の目安について
ベランダ・バルコニーの撤去費用は、おおよそ20万円〜40万円程度が目安です。大きさ・設置場所(地上か2階以上か)・構造によって変動します。
ベランダ・バルコニーの撤去で注意してほしい点

ベランダ・バルコニーの撤去をご検討される方は、どこでお願いができるかと言うと、解体業者で撤去をすることができます!
ベランダ・バルコニーの撤去を検討する際、知っておいていただきたいのが「外構エクステリア業者」と「解体業者」の役割分担です。
外構エクステリア業者は、ベランダ・バルコニーの新設や補修を専門としており、撤去・解体は協力先の解体業者に依頼するのが一般的です。
そのため、外構業者経由で撤去を依頼すると、解体業者へ再委託される分の中間マージンが費用に上乗せされてしまうことがあります。
リプロは、解体・撤去を直接担当する総合解体業者です。撤去から廃材処分、撤去後の補修まで一貫して対応するため、余計な仲介を挟まず、適正な価格でご依頼いただけます。
解体屋さんは解体・撤去
外構施工会社さんは新築と補修・メンテナンス
このようにそれぞれ役割が分かれているので、もし少しでも金額を安くしたいなどあれば、ぜひ解体業者のリプロまでご連絡ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. サビたベランダを放置するとどうなりますか?
サビが進行すると構造の強度が低下し、歩行時の軋みや傾き、最悪の場合は落下・倒壊につながる恐れがあります。とくに2階以上は事故の危険が大きいため、サビが広がってきたら早めの点検・撤去をおすすめします。
Q2. 鉄製と木製で撤去費用は違いますか?
構造や劣化の状態、廃材の量によって変わります。サビや腐食の進み具合、住宅との接合状況によっても作業の手間が異なるため、正確な金額はお見積もりでご確認ください。
Q3. アルミ製に交換するといくらくらいかかりますか?
撤去費用に加えて、アルミ製ベランダ・バルコニーの製品費・新設工事費がかかります。弊社は解体業者になりますので、詳しくは外構エクステリア屋さんにお見積もりなさってください。
Q4. 撤去だけ(新設なし)も頼めますか?
もちろん可能です。「使わないので撤去して外壁をすっきりさせたい」というご依頼も承っています。撤去後の外壁の簡易補修・防水処理まで対応します。
Q5. マンションのベランダも撤去できますか?
マンションのベランダは共用部分にあたることが多く、撤去には管理組合の許可が必要になる場合があります。まずは管理規約をご確認のうえ、ご相談ください。
Q6. 写真だけで見積もりは出ますか?
はい。ベランダ・バルコニーの写真をお送りいただければ、お見積もりをご提示できます。設置範囲が広大な場合や構造が複雑な場合のみ、現地調査をご提案します。
外構撤去は解体業者リプロへ|写真を送れば見積もりはすぐ
今回は、ベランダ・バルコニーの構造による劣化についてお伝えしてきました。
外構の撤去を行うプチ解体であれば、住宅解体とは異なり、現地調査を行わずに、写真と電話で見積もり金額のご提示が可能です。
まずは、リプロまで、お気軽に現地の解体対象物の写真をお送りくださいね!
リプロは、東京23区・埼玉県を中心に解体工事を手がける総合解体業者です。お家まわりの工作物(ベランダ・バルコニー・フェンス・ブロック塀など)の撤去件数は過去500件以上の実績があります。
「うちのベランダ、そろそろ撤去したほうがいい?」――そんなときは、まずベランダ・バルコニーの写真をお送りください。写真とお電話だけで、お見積もり金額のご提示が可能です。現地までお越しいただく必要はありません。
-
写真の送付先(メール):
info@ripro.net - お問い合わせフォーム:かんたん無料見積もりフォームよりご連絡ください
- お電話:0120-57-5517(受付時間 9:00〜18:00)
劣化したベランダ・バルコニーの撤去から、アルミ製への交換、撤去後の補修まで、一貫してお任せいただけます。「そろそろ撤去・交換を考えている」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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