東京都武蔵野市吉祥寺北町 木造住宅解体工事
目次
・作業内容
- 養生組立て
- 内装解体
- 屋根及び躯体手壊し
- 躯体重機解体
- 基礎解体
- 外構撤去
- 整地・仕上げ
・まとめ
今回の工事の概要
【地域】東京都武蔵野市吉祥寺北町3丁目
【構造】木造2階建て
【規模】延床 約78m2(約24坪)
こんにちは!
金森です!
東京都武蔵野市で木造住宅解体工事を施工させて頂きました。
木造2階建てで、延床は約78m2(約24坪)の建物です。
建物以外には、一部ブロック塀撤去・植栽類撤去・庭石類撤去を行いました。
敷地内に作業・駐車スペースがありませんでしたので、スペースがある程度確保出来るまでは前面道路を車両通行止めにして工事車両を駐車して作業を進めました。
もちろん、ご近隣の皆様には事前にご案内して、誘導員(ガードマンさん)を適正に配置して行いました。
作業内容
1.養生組立て
残置物の片付けの後、養生の組立てを行いました。
単管パイプで骨組みを行い、防炎シートを張っていきます。
骨組は、パイプを打込める場所には打込みを行って、建地(たてじ)と連結させて補強し、布(ぬの)と併せて組立てていきます。
この骨組みがしっかり組めていないと、シートが上手く張れなかったり、養生が倒れたりする原因になってしまいます。
骨組み作業が完了したら、防炎シートを張ります。
汚く見えないように見た目にもこだわって張っていきます。
解体現場とはいえ、汚いシートで適当にシートが張ってあると、ご近隣様も良い気持ちはされないでしょう。
2.内装解体
養生組立ての後は、内装解体を行いました。
ボード類・畳を撤去して搬出しました。
内装材を撤去して構造体を現すようなイメージです。
内装解体後は、柱や梁・外壁の下地が内部から見えるようになります。
3.屋根及び躯体手壊し
内装解体が完了後に屋根と二階部分を手壊ししました。
今回の建物の屋根は、鋼板葺き(トタン屋根)でした。
屋根まで届くサイズの重機が搬入出来る時には、鋼板は剥がさずにそのまま解体して地上で分別することがほとんどです。
しかし、今回の現場はミニサイズの重機しか搬入出来ませんでした。
そこで、屋根はもちろん重機をスムーズに搬入するため二階部分も手壊しするという作業計画で進めました。
4.躯体重機解体
重機を搬入する段取りが終わったら、重機を回送・搬入して一階部分を解体していきました。
解体が終わった二階部分の養生シートは下げてあります。
躯体が無くなった部分のシートを残してしまうと、船の帆のようになり風をまともに受けてしまいます。
そうなると、単管パイプごと養生が倒れてしまう可能性があります。
躯体の解体が進むにつれて、設置した養生が低くなっていくのはこのためです。
時々ご近隣様から、最後までシートを上まで設置しておけないのかというお話しをされます。しかし、上記理由のため養生だけを残しておくことが難しいことをご説明差し上げます。
重機の解体中はいつも通り十分に散水しながら作業を行いますので、どうかご容赦下さい。
5.基礎解体
躯体の解体が完了した後は、基礎を撤去していきました。
布基礎でしたので、こちらも何の問題もなく順調に進みました。
集積・小割り・積込みの順番で作業を進めて敷地内をキレイに片付けました。
6.外構撤去
基礎の撤去後は、道路面のブロック塀・敷地裏側の万年塀・植栽類の外構を撤去しました。
敷地裏側の万年塀は隣地との境界塀で、撤去後はお隣との境が無くなってしまったため、オレンジネットで区画しました。
7.整地・仕上げ
最後に試掘作業と整地作業を行い、区画を行いました。
道路面をトラロープで区画して、前面道路をしっかりと清掃をして工事は完了しました。
まとめ
今回の現場も多少の大谷石等は出てきましたが、大きな地中障害物も無く、ほぼ施工計画通りに完工出来ました。
工事前半は、前面道路を車両通行止めにて工事を進めました。
ご近隣の皆様にはご迷惑をおかけしてしまったかと思いますが、クレームを頂くことも無く安全・安心施工が出来たかと思います。
ありがとうございました!
<木造住宅解体工事における搬入出路【重機と車両】>
現場状況による重機と車両の選定についてはこちらにまとめてあります。
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