鉄骨造(S造)の工場・大型倉庫の解体費用【見積り費用の項目別内訳を解説】|東京・埼玉、解体のことなら 株式会社リプロ

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2022/08/10

鉄骨造(S造)の工場・大型倉庫の解体費用【見積り費用の項目別内訳を解説】

鉄骨造(S造)の工場・大型倉庫の解体費用【見積り費用の項目別内訳を解説】

<解体業者が教える3つのポイント>
・鉄骨造のお見積もりを公開
・どこに費用がかかってどこが安く済んでいるか説明
・解体費用の内訳を解体業者がしっかりと解説

目次

1 見積り価格

2 鉄骨造(S造)の工場・大型倉庫の解体費用

 2.1 鉄骨の躯体解体はそこまで高くならない

  2.1.1 鉄は有価物として解体業者側で買取になる

 2.2 コンクリート土間の解体費用・産廃処分運搬費用が高い

3 見積り費用内訳の解説

 3.1 仮設工事

 3.2 解体・撤去工事

 3.3 解体材運搬・処分

 3.4 有価物買取

 3.5 現場諸経費

4 まとめ

見積り価格

今回はインターネットで調べても、なかなか情報が出回っていない鉄骨造(S造)の工場や大型の倉庫の解体費用の根拠と内訳について、解説をしていきたいと思います。

建物の解体というを経験するのは一生のうちになんでもありませんから、いざ解体業者に解体費用の見積りを依頼しても、、、

なんでこの価格になるのだろう
この項目は一体どんなものなのだろう
業者によって費用が全然違っているな

など、何を基準にして発注すればいいのかわからなくなってしまいませんか。

そんな疑問にお答えすべく、工場と大型の倉庫についての解体費用を実際のお見積りを参考に解説していきたいと思います。

鉄骨造(S造)の工場・大型倉庫の解体費用

今回の工事は、いつもお世話になっているお客様からのご紹介いただいたお仕事でした。

周囲のスペースは広く、大通りから入ってすぐのところでしたので、大型の重機や産廃の大型ダンプの搬入も問題なく、解体するに当たって作業はしやすい環境でした。

また、アスベスト含有建材もなさそうでしたので、周辺環境やアスベストで特に見積りの費用に影響はない、一般的なお見積り内容になります。

※解体工事の見積りは、周辺環境や道路状況、アスベストの含有の有無によって大きく金額が異なります。

この倉庫の解体費用のお見積りのご提示金額は、600万円(税別)になりました。

なぜこの金額になるのか、この見積りの特徴など、費用の根拠を順を追って解説していきます。

倉庫の解体工事における流れや施工方法を詳しく知りたい方は、こちらのブログをご覧ください。

鉄骨造(S造)の工場・大型倉庫の解体はどこに頼めばいいの?【実際の解体方法を解体業者が解説】

鉄骨の躯体解体はそこまで高くならない

鉄骨造(S造)の倉庫の解体ですので、鉄骨の解体費用が一番高いのではないかと思われるかもしれませんが、金額にすると1,152,000円と実は内訳を見るとそこまで高くはありません。

鉄骨の躯体の解体それ自体は、大型の重機によって一気に壊していくことができるので、実はそこまで時間はかからないのです。

むしろ、昨今の人手不足から鳶職の人件費が高騰している影響もあり、倉庫の周りを囲う養生の組み立ての方が1,494,000円と高かったりするのでびっくりしますね。

さらに、鉄骨造となると鉄は有価物として、解体業者が買取しますので、見積り費用総額から解体で発生した鉄くずの量だけマイナスしております。

鉄は有価物として解体業者側で買取になる

その金額、なんと1,750,000円です笑

つまり、鉄骨の躯体自体ではむしろお釣りがかえってくる費用になっているのです。

※もちろん、鉄の価格は時価ですので、経済状況によって大きく変動はします。

鉄がこんなにお金になるなんて、建設業に関わっている人でないと、意外と知りませんよね?

鉄骨造の解体ですと、このように鉄くずの買取分があるため、道路環境やアスベストの影響がなければ比較的解体費用の総額は抑えられることもあります。

では、一体どこにお金がかかっているのかというと、倉庫の床に敷かれたコンクリート土間の解体費用と産廃処分運搬費用なのです。

コンクリート土間の解体費用・産廃処分運搬費用が高い

倉庫の床部分のコンクリートの土間は、重機によって解体していくのですが、躯体解体のように技術ありきで時間を短縮して壊していくというわけにはいかず。

ひたすら硬く壊れにくいコンクリートを時間をかけて破砕し、ひたすらコンクリートガラを産廃ダンプに積み込んでいく作業になりますので、、、

コンクリート土間解体は、作業範囲が広ければ広いほど、金額が加算されていくことになります。

なお、ブレーカーというコンクリートを突いて破砕していくアタッチメントを使えば時間は短縮されますが、弊社でのこれまでの経験上、振動と音によって結構な確率で近隣さんからクレームがきてしまいます。

リプロ工法 近隣への配慮
リプロでは、近隣さんからのクレームで現場が止まってしまうことの方が大きなリスクだと捉えており、解体をする地域にお住まいの方々を含めて安心・安全な施工を実現するため、なるべくブレーカーは使用しないようにしています。

見積り費用内訳

それでは、見積りの内訳の解説に入っていきます。

仮設工事

仮設工事費用は、1,939,000円です。

仮設工事というのは、工事が始まる前の準備にかかる費用のことです。

例えば、見積りをみてもらえると、建物外周の養生だったり、作業員の仮設トイレ、重機解体の際の防塵のための散水設備などになります。

金額で一番高いのは、やはり養生ですね。

特に、大きな工場や倉庫になると、養生の範囲も広くなるため、100万円を超える金額になってきます。

その他に、重機の回送費用、機材の運搬費用も含まれます。

解体・撤去工事

解体・撤去工事費用は、4,492,800円です。

解体・撤去工事は、実際に解体するに当たってかかる費用のことです。

鉄骨造解体は、重機による躯体の解体にかかる費用です。

コンクリート土間解体は、倉庫に床部分を重機で解体する費用のことで、基礎解体は、地中に埋まった建物を支えていた基礎を撤去する費用のことです。

敷地内試掘、不要埋設管等撤去、整地とは、、、

土間と基礎を撤去した後、地中に何か埋まっていないか確認する作業と、埋設物を除去した後、土地を綺麗にならしてあげる作業かかる費用です。

この試掘や整地を行なうかどうかで、解体業者としての姿勢に差が出てきます。

試掘や整地は、余計に作業が増えて費用がかかる分、見積りは少し高く算出されるため、、、

解体業者は相見積もりで金額を少しでも低く見せたい業者は、試掘や整地を行わないところもあるかもしれません。

しかし、試掘をして地中に埋設物があるかどうか確認しておかないと、次にその土地に建物を建てる人が困ってしまうのです。

もし、整地を行わなずにガラが混じった土地のまま完工し引き渡ししてしまうと、次にその土地を使う人が気分良く利用できなくなってしまいます。

リプロ工法 試掘と整地はきっちり行う
建物を壊すだけではなく、次世代につながる300年起業を目指して、解体業を営んでいます。

解体材運搬・処分

解体材運搬・処分費用は、1,144,000円です。

内装材は、ロフトスペースにコンパネが敷かれてあったので、その撤去費用になります。

混合とは、混合廃棄物の処分のことで、不要な埋設管や植栽などを併せて産廃処分する分になります。

コンクリートガラは、上記でも説明したように、倉庫の床部分のコンクリートの撤去費用になります。

有価物買取

有価物買取収益は、1,750,000円になります。

こちらも、上記で説明した通り、鉄は買取になりますので、お客様の収益になり、お見積り総額から引かせていただくことになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、調べてもなかなか出てこないような鉄骨造(S造)の倉庫解体の費用について、できるだけ事細かく解説していきました。

ご所有の建物の解体をご検討される際の参考になっていただけましたら幸いです。

リプロでは、オペレーターも多数所属し、大型建機を自社保有し、重機回送も自社になり、普段から大型の建物の解体に慣れております。

ワンストップでの解体サービスを実現できますので、お見積りご検討の際は、ぜひ弊社までご連絡なさってください、

「建物を壊して更地になってしまえば、どこに頼んでも同じ。」

そんなことはありません。

費用の比較ばかりで解体業者を選ぶと、こんなところで痛い目に合ったりします。

お客様が本当に信頼できる一社を探してみてくださいね。

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解体業界では、価格比較サイトがとても増えました。複数業者の相見積もりで価格を比較して、お客様に選んでもらうシステムです。

確かに、業者同士でお見積りを競い合わせれば、お客様のお支払いする解体費用は安くなると思います。

ただ、あまりに行き過ぎた価格競争によって、現在では本来必要とされる正しい施工計画で解体をなされない現場が増えてきている懸念を感じています。

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・価格比較サイトから解体業者に紹介料マージンが10~20%発生している
・一人親方や数人規模の業者が多いため、施工技術にムラがある場合がある
・解体費用は安くなる一方で価格競争になる分、施工管理が煩雑になる場合がある

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これらのご相談は特に、総合解体業者であるリプロなら、お客様も納得のいく解体施工をご提供できるかと思います。

工場・大型倉庫の解体は、ぜひリプロにご相談いただけると幸いです。

みなさまからのお問合せ、お待ちしております!

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