ウッドデッキの撤去費用公開【撤去範囲が小規模なケース】
更新日:2022年3月19日更新
<解体業者が教える3つのポイント>
・ウッドデッキ撤去の見積もりを大公開
・撤去費用の内訳を項目ごとに細かく解説
・撤去費用の原価を解体業者がしっかりと解説
目次
6 外構の撤去は解体業者リプロに写真を送れば見積もりはすぐ!
ウッドデッキのメリット・デメリット
平成に入った頃からでしょうか、住宅のお庭にウッドデッキという木製または樹脂を加えた人工木のテラスが人気になっていき、よく見かけるようになりました。
リビング窓から地面より一段高く造られたウッドデッキにしたり、お庭の一部分にウッドデッキを設けてバーベキュースペースにしたり、椅子とテーブルを設置してみたり。
住居とお庭の間の屋外スペースが、ウッドデッキが造られることで、これまでとは違った特別な空間が新たに生まれたように感じます。
ウッドデッキのメリット
ウッドデッキのメリットは、窓から段差がないので素足で室外に出られることや、直接地面に付かないので虫や雑草に困ることが少ないことが挙げられます。
そんな素敵なウッドデッキ。
最初は夢が膨らんでいたウッドデッキ。。
ところがここで落とし穴が。。。
ウッドデッキのデメリット
ウッドデッキの最大のデメリットは、木製のため、数年に一回は塗料を塗るなどメンテナンスが必要なのです。
欧米では、ウッドデッキは気候に適していて、10年20年メンテナンスなしでも問題はないのかもしれませんが、ここ日本は高温多湿の気候。
梅雨時にはジメジメとし、日当たりが悪ければウッドデッキにはすぐにコケが生えます。
台風の時期には強風に、強い雨に打たれて表面は塗装が剥げてきてしまい、木の強度がドンドン低下してしまいます。
そんなこんなで、新築時は綺麗なウッドデッキも、数年すればウッドデッキに出ると、「ミシッ」という嫌な音が、、、
新築から10年、15年過ぎる頃にはひび割れや腐食が重なって、ウッドデッキに穴が開いてしまったり、子供たちがお庭で遊ぶのが危険な状態になってしまって、撤去せざるを得なくなることが多いのは事実なのです。
そんな時、ウッドデッキの撤去ってどこにお願いができるのでしょうか?
それは、、、
解体業者で頼むことができます!
ですが、ウッドデッキの撤去っていくらぐらいかかるか想像できませんよね?
ですので、今回はウッドデッキ撤去の相場と、実際の見積りを公開して、何にいくらかかっているのか原価の解説を行なっていきたいと思います!
ウッドデッキの撤去費用相場
小規模なウッドデッキの撤去費用は5万円程度
中規模なウッドデッキの撤去費用は15万円程度
大規模なウッドデッキの撤去費用は25万円程度
※弊社過去10年間における施工実績
解体あるあるなのですが、撤去にかかる相場というのは基本的にはございません。
現場ごとの撤去範囲と産廃処分量に基づいた原価計算で行われるので、現場ごとに金額を算出させていただいているのですが、弊社の施工実績に基づくと、
ウッドデッキの撤去は、撤去範囲に応じて、小規模なウッドデッキ、中規模なウッドデッキ、大規模なウッドデッキそれぞれ5万円、15万円、25万円程になる傾向にあります。
ここでお問い合わせの時に困ってしまうのが、、、
「ウッドデッキの撤去の相場を教えてください。」
というお問い合わせをいただくことが多いのですが、これだけ価格差が開くともう相場とは言えませんね笑
弊社ではお問い合わせいただくと、まずはウッドデッキのお写真を撮っていただいて、写真でお見積費用を算出させていただいております。
それでは、今回は撤去範囲が小規模だったケースのお見積をご紹介していきたいと思います!
見積り価格
ウッドデッキ撤去工事 43,200円
今回公開するお見積りは平成26年のものですので、今では作業員の人件費と産廃処分費用の高騰から、5万円以上はかかりますのであくまで参考になります。
見積り費用内訳
解体撤去・処分工事 38,000円
解体撤去・処分工事は、さらに作業人工が20,000円、発生材運搬処分18,000円に分けられて計上させていただいております。
今回は撤去範囲も狭く、作業員1人が現場まで軽トラで向かって、1日作業で済みました。
ウッドデッキ撤去で発生した木材は軽トラへ積み込みを行い、産廃処分場まで運搬して木くずとして処分させていただきました。
現場諸経費
現場諸経費 5,000円
こちらは、ウッドデッキをバールでバラした後に、木材をセーバーソーという電動工具で細かく切断してからダンプに積み込みを行うのです。
セーバーソーの刃は頻繁に摩耗して交換が必要なので、道具の損料として刃代の金額を計上させていただいております。
原価の算出方法
原価は、弊社では人工費用、産廃処分費用、運搬費用、現場諸経費を元に、原価計算を行い、お見積もりを作成しております。
人工費用
作業にかかる作業員の人件費のことで、平成26年時点でも建設現場での作業員の人件費は、人手不足の影響から高騰しており、建設業界では東京都内近郊で1人工20,000円(法定福利費含む)ほどでしょう。
今回のお見積もりのケースでは、1人の作業員による工事だったので20,000円ほどの人件費が計上されております。
産廃処分費用
2011年の東日本大震災、そして近年の廃プラスチックの輸出が難しくなってきたことで、事業から排出されたような産業廃棄物は、処分にかかる費用が非常に高騰しているのですが、このケースでは、撤去範囲は狭かったので数千円で済みました。
運搬費用
解体で発生した解体材を、軽トラで産廃屋さんに運ぶための費用です。ここには、トラックの購入価格、年間使用した燃料代、メンテナンス費用を稼働日数で割った金額で、一日利用した場合の金額を算出して計上しています。
金額は軽トラでしたら、1台3千円から5千円程度ではないでしょうか。
今回は、お客様の現場から発生した木くずを産廃屋さんまで運搬するのに軽トラを1台使用しました。3千円から5千円ほどの運搬費用がかかってきています。
経費
現場諸経費は、見積もり内訳の項目と同じになり、セーバーソーの刃代にかかる費用となっていて、今回は5,000円を計上させていただいております。
いかがでしょうか?
人工費用、産廃処分費用、運搬費用、現場諸経費を合わせると、どうやら少なく見積もっても、原価で3万円台の費用はかかりそうです。
外構の撤去は解体業者リプロに写真を送れば見積もりはすぐ!
ウッドデッキの処分費用の相場って、知りたくてもわかりませんよね?
お客様にとって、普段馴染みのない解体業者とのやりとりだからこそ、見積りの公開や処分にかかる原価の仕組みを説明させていただきました。
外構の撤去を行うプチ解体であれば、住宅解体とは異なり、現地調査を行わずに、写真と電話で見積もり金額のご提示が可能です。
まずは、リプロまで、お気軽に現地の解体対象物の写真をお送りくださいね!
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