戸建住宅が老朽化するのはなぜ?|東京・埼玉、解体のことなら 株式会社リプロ

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2020/01/07

戸建住宅が老朽化するのはなぜ?

戸建住宅が老朽化するのはなぜ?

<解体業者が教える3つのポイント
・日本の高温多湿の気候が影響
・昭和時代の高度経済成長による政策
・住宅が老朽化する要因を解説

目次

1 戸建住宅が老朽化するのはなぜ?

 1.1 木造住宅って耐用年数は何年なの?

 1.2 日本の湿気が木を腐らせる

2 耐用年数が低いのに何故日本は木造住宅だらけなの?

 2.1 中古住宅市場が普及していなかった

 2.2 高度経済成長期時代に質よりも量を優先

3 木造住宅の柱が腐り出すのは何が原因なのか?

 3.1 腐朽菌の繁殖

 3.2 シロアリの被害

4木造住宅を解体するときはどこにお願いすればいいの?

戸建住宅が老朽化するのはなぜ?

築30年を超えるような住宅だと、すきま風があったり、カビ臭くなってきたり、シロアリとか害虫の被害なんかも気になってきますよね。

今はとりあえず、住宅の中の不具合があった箇所をリフォームして何とかやってきたけど、、、

長年勤め上げた会社から退職金も出たし、今後もしかすると、息子夫婦と孫と住む二世帯住宅に建て直しも検討したいなど将来を見据えたご要望もあるかと思います。

木造住宅って耐用年数は何年なの?

木造住宅の法定耐用年数は22年です。

鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造と比較して、最も短い年数となっています。

そもそも、木造住宅って何?かというと、、、

土台、壁、柱など建築物の強度を支える構造体の材に、木材が使われている構造を木造住宅と言います。

木造の建築は、水分や衝撃による劣化に弱く、湿気対策や小まめなメンテナンスを怠ると、22年の耐用年数に満たなくても劣化が起きます。

この22年という数字を見て、かなり短いなと思われませんか?

なぜ日本の木造住宅はこんなにも、耐用年数が短いのでしょうか?

日本の湿気が木を腐らせる

日本はこれだけ木造住宅が多いのに、高温多湿の湿気大国だからです。

換気をあまり行わなかったり、または日当たりが悪い住宅では、構造体の木材が腐りだしてくるのです。

それなら、昔の日本家屋も木造じゃないか、と思われるかもしれませんが、、、

昔の日本家屋の構造は、日本の山に植えられていた木材を利用し、太い柱や梁でしっかり組み上げており、さらに高床であったりして風通しに非常に優れた構造のため、何十年、ときには100年以上も耐震性は保たれているのです。

しかし、現在の戸建住宅は、コストの面から、日本の気候には合わない外国産の細い木材が多くを占めています。

そして、寒さ対策から、気密性を保たれるような構造になっているため、湿気に弱い造りになっているのです。

当然、柱が腐りだしてしまうと、計算されていた耐震性を保つことはできなくなるので、地震による倒壊のリスクが発生します。

それでは何故、耐用年数が低いのに、木造住宅がここまで普及しているのでしょうか?

耐用年数が低いのに何故日本は木造住宅だらけなの?

ここは高温多湿の湿気大国日本。

木材は湿気によって腐食したり、経年劣化のスピードが早かったりなどの性質を持つため、築20年を超えてからだんだんと劣化が始まり、築40年を過ぎる頃には、明らかに構造的に問題を抱えることになります。

高度経済成長期時代に質よりも量を優先

戦後、日本は焼け野原となり、戦後のベビーブームで増えた人口を受け皿にする家の数がとにかく必要だったというのが大きな理由かもしれません。

当時はとにかくストックが必要だったので、土地の価値が上昇するとともに、建物は安価な素材でも、とにかく「建てれば売れた」という時代が何十年も続いていました。

実際に、それが築30、40年を超えたような戸建住宅だと、すきま風があったり、カビ臭い匂いがしたり、場合によっては傾いてきてしまっていたり。

今は、住宅の量よりも、質にこだわるのは言うまでもありませんね。

中古住宅市場が普及していなかった

ここ20年ほどで、中古で戸建住宅を購入する人たちも出てきました。

それまでは、中古の戸建住宅に住むなんて考えられなく、不動産仲介取引では、古家有りとした「土地」で売買されるか、売り出す前に解体しているのが多かったかもしれません。

しかし、中古マンションのリノベーションで購入する人々も一般化され、中古住宅を購入してリフォームして住むという方々も出てきました。

木造住宅の木が腐り出すのは何が原因なのか?

木造住宅の木が腐ってきてしまうのはどんなことが原因だと考えられるのでしょうか?

答えは、、、

湿気からくる腐朽菌の繁殖と、シロアリの被害です。

雨漏り、結露がある場合は要注意ですし、また日当たりが悪く、風通しの悪い常にジメジメした箇所はよくチェックするようにしてください。

腐朽菌の繁殖

木が腐るのは、菌が木の栄養を食べるからです。

リグニン、セルロース、ヘミセルロースといった栄養素が菌のエサになっていて、一定の水分、温度、木材含水率が揃うと菌の繁殖が進み、木材の成分を分解することで、木のいたみが進行することになるのです。

シロアリの被害

このように、雨漏りや結露が発生する箇所を放置していくと、シロアリが寄ってきてしまうことにもつながります。

腐朽菌の繁殖やシロアリの被害から、木造住宅の木が腐りだすと、被害が小さい場合は、根太材と呼ばれる部材で補強することもできます。

ただ、被害が大きくなると、柱本体を交換しなければならず、構造によっては交換ができないケースもあります。

木造住宅を解体するときはどこにお願いすればいいの?

昨今、高度経済成長期に建てられた木造住宅の解体も増えてきていて、木造住宅の解体の解体に慣れてきた解体業者さんも増えてきています。

まずは、インターネット検索から解体業者のホームページを見てみてください。

住宅の解体をやっている解体業者のホームページには、木造住宅を解体した時の費用や期間など、施工事例が掲載されていることも多いので、このくらいの住宅の規模の解体には、このくらいの費用がかかるのかなど、大体の価格感を掴んでみてくださいね。

その中で、信頼できそうな業者を見つけてみてください。

<現地調査で確認する項目を解説【木造住宅解体>

老朽化した戸建住宅を解体する時に、現地調査で確認する項目をこちらのブログで解説しているのでご覧ください。

<リプロの施工事例はこちらをご覧ください>

<リプロの解体の特徴はこちらをご覧ください>

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