道路区画整理の住宅解体の特徴
<解体業者が教える3つのポイント>
・安く解体できる秘訣を大公開
・安く解体できる住宅の特徴を細かく解説
・区画整理エリアの住宅解体の施工事例を解説
目次
1.2 どこのお宅がどの解体業者で、いくらで解体したのか噂は広まる
2.1 隣地に重機やダンプの置き場ができ、短工期の工事で解体費用が安くなる
2.2騒音や粉塵など近隣への配慮を最小限にでき、短工期の工事で費用が安くなる
道路区画整理事業で解体費用を抑える秘訣
うちには関係ないだろうと思っていても、突然やってくる道路区画整理事業。
東京都内では、人口の増加と車両の交通量の増加で、幹線道路を中心に慢性的な渋滞に悩まされており、各自治体または国土交通省で道路の区画整理事業が近年でも、いくつも計画が実行に移されています。
この場合、突然計画の発表があり、各住宅に区画整理の担当の役所の方が訪問されて、用地取得と、いつまでに退去をお願いしますといった話があります。
立ち退きの期限が決まっている
道路区画整理事業での住宅解体と、通常の住宅解体と異なる点として、期限が決まっているということが挙げられます。
期限が決まっているので、用地取得の計画がスタートした早いタイミングで解体してもらった方がいいのか、それとも最後の方に解体した方がいいのか迷われるのではないでしょうか?
どこのお宅がどの解体業者で、いくらで解体したのか噂は広まる
区画整理エリアの対象は、周りのご近所さんも一緒。
どこのお宅がいくらで解体したみたいよ、といった噂は広まってしまいます笑
住宅の解体は一件ごとの構造や道路の広さなど、原価計算に基づくので、あそこのお宅がいくらなのだから、うちはもっと安くしてというのは、なかなか難しいのですが、、、
確かに、安く解体費用を抑えることができる秘訣はあります。
あくまで、解体費用という視点だけで説明させていただくと、、、
区画整理対象地の周りの住宅が解体された後に、解体した方が解体費用は安くなります
都心部の住宅地はご存知の通り人口に対して土地が限られているため、狭い範囲に住宅が密集してしまいます。道路も4mに満たない狭い私道であったりすることもあります。
住宅の解体とは、このような狭い場所で、解体用の重機をダンプや回送車に積んで、ガシャガシャと大きな騒音を立てて大量のほこりが空中に舞って、柱や梁、壁などをなぎ倒していくのです。
どう考えても近隣の方には迷惑でしかないですよね笑
ですので、通常の住宅の解体では、近隣の住民の方へ最大限配慮した上で、解体作業を進めていくのです。
隣地が解体されて更地になっているとき
ところが、今回のケースのように、区画整理事業となると、近隣の方が既に住宅の解体を終えてしまって更地になっている場合がございます。
このような場合、以下の2つの特徴が挙げられます。
隣地に重機やダンプの置き場ができるため、短工期の工事で解体費用が安くなる
騒音や粉塵など近隣への配慮を最小限できるため、短工期の工事で費用が安くなる
隣地が更地になっていたり、駐車場になっていたとしても、解体のために借りるということはあまり行いません。それは、ダンプや重機を置いてしまうと、どうしても土地に凹みができたり、汚してしまったりして所有者の方とトラブルになることが多いからです。
ところが、区画整理事業は別です。
所有者は国や都道府県、市区町村の自治体になり、そこにダンプや重機で凹みを作ってしまったり、汚してしまったとしても、そこは道路が敷かれる予定地です。
トラブルになるということはまずございません。
また、通常はなるべく大きな音とホコリを出さないように丁寧に工事を行いますが、隣地が更地になると、重機や電動工具の稼働時間を増やして、スピーディに解体工事を行うことができますので、解体費用は安くなることが多いのです。
施工事例
屋根まで届くサイズの重機で一気に躯体を解体
実際の外環高速道路の大泉ジャンクションエリアの住宅解体の事例です。
こちらでは、既に周りの住宅は解体を終え、立ち退き済みでした。そのため、住宅解体では、屋根まで届く0.25アタッチメントの扱える重機を入れて、屋根葺き材を撤去したあとは、屋根から重機で一気に解体工事を行っていきました。
音とホコリが多少出たとしても、重機を稼働する時間が長くなることで、短期間での工事で済みますので、その分だけ重機の使用費用、重機を動かすオペレーターの人件費などが少なく済むのです。
一気に解体した後に作業員の手で解体材を分別していく
ただ、ここで大事なのが一気に壊した後に、しっかり作業員の手で解体材を分別する必要があります。ここでは少し時間が取られてしまいますが、分別に手を抜かないことで、品質を担保しています。
綺麗に分別したら、試掘と整地をして完工
試掘と整地を行えば、すっかり綺麗な更地で完工となります。
まとめ
区画整理対象地の周りの住宅が解体された後に、解体した方が解体費用は安くなるとお伝えはしました。
ただ、安くなったとは言っても、工事費用の1〜2割程が目安だと思ってください。
区画整理事業は期限が定められているので、早めに次の住まいを、新築を建てるのか、中古を購入するのか、賃貸にするのかで解体時期は変わってくるかと思います。
解体費用が安くなるからと、解体を後回しにしすぎないようにご注意ください。
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