木造住宅を解体してみないとわからない地中障害物【現場事例での撤去費用公開】|東京・埼玉、解体のことなら 株式会社リプロ

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職長ブログ

2020/04/28

木造住宅を解体してみないとわからない地中障害物【現場事例での撤去費用公開】

木造住宅を解体してみないとわからない地中障害物【現場事例での撤去費用公開】

目次

掘ってみないとわからない地中障害物について

地中埋設物があった場合、工事担当者がすること

お客様への追加費用の説明と見積内訳のご紹介

こんにちは!木造住宅解体の職長です!

今回は、木造の戸建住宅の解体で時々起こるある問題について現場での事例を紹介しながら、費用の解説まで行って行こうと思います。

そのある問題とは、、、これです。

掘ってみないとわからない地中障害物について

木造家屋解体工事での最終試掘作業をしていたところ、2現場連続で、地中障害物に遭遇してしまいました。

無い時は無いのですがねぇ・・・。

しかも、地中障害物があるかないかは、本当に掘ってみないとわかりません。

地中障害物といっても様々ですが、この2現場は、細かいものが敷地全体に埋まっていました。

コンクリートガラ・瓦・レンガ・大谷石・・・

基礎を撤去している段階から、重機を使ってちょっと掘るとガリガリっと重機のバケットの爪先に感触が。

結構な量の地中埋設物が埋まっているような予感がしました。

地中埋設物があった場合、工事担当者がすること

  • お施主様・元請け会社様に直ぐに連絡
  • 写真を撮ること

何れの現場も直ぐにお施主様・元請け会社に状況を連絡しました。

どちらもこの後は新築予定の土地でしたので、しっかり撤去して欲しいとの指示を受けました。

そりゃそうですよね。

やるしかない!

重機のスケルトンバケットを使用し、約1m程度の深さでどんどん掘っていきます。

どんどん出てきます(泣

重機ののスケルトンの網目から落ちるものは、極力手作業で拾ってフレコンパックに集めていきます。

地中障害物を撤去したら、さらにその下にはないか、掘って確認しながら作業を進めていきます。

両現場とも8m3程のコンクリートガラ・ガレキ類が出ました。約40坪の敷地からこの量はなかなかのものです。

木造解体現場では、久しぶりにこのボリュームの作業を行いました。

オペレーター・作業員が3人態勢で、重機も動きっぱなしで1日がかりです。

細かいものをかき集める方が、ちょっとした浄化槽を1ヶ所撤去するよりも手間がかかります。

作業をしながら、もう一つやることがあります。

写真を撮っていくことです。

お客様に口頭だけでお伝えしても、場合によってはお互いの言い分が喰い違い、トラブルになってしまう可能性もあります。

お客様とトラブルにならないように、写真は必ず撮るようにします。

こちらに掲載した写真は少し加工しておりますが、基本的には現場を特定できるように周囲の状況も含め撮影します。

アップにしすぎると、「これ本当に今回の現場?」となる可能性があります。

意外とセンスが必要です(笑

追加費用がかかることですので、埋まっている状況の写真・撤去している状況の写真・産廃の数量が分かる写真を撮ります。しっかりと、お客様にご理解いただくためにも、現場の状況をどこから、何が、どれだけ出てきたのか、は丁寧にお伝えしております。

  • どこから地中障害物が出てきたのかわかる写真(どこ)
  • 出てきた地中障害物の写真(何が)
  • ダンプに地中障害物を積み込んだ写真(どれだけ)

撤去作業が完了したら、次に行うのが整地作業です。

ここで、地盤の高さが少し下がっていることに気付きます。

それもそうです。

約8m3のものを土の中から掘り出して搬出したのです。同じ量の土を搬出した場合と同様の状況になります。

そんな事を考えながら、いつも通りきっちりと仕上げ作業を行い、区画を行って完了です。

工事(作業)そのものはここで完了ですが、お客様と追加作業分の金額の話合いが残っています。

お客様への追加費用の説明と見積内訳のご紹介

地中障害物に関しては、別途見積になることが一般的です。

ここで担当営業にバトンタッチです。

撮影した写真のデータを担当営業に渡し、状況を説明します。

追加作業で発生した原価金額も伝えます。

それを踏まえて、営業は追加作業分の見積を作成します。

実際の追加工事のお見積り内訳

オペレーター 1人工×¥25,000=¥25,000

解体工 2人工×¥23,000=¥46,000

3tクラスミニユンボ 1台×¥15,000=¥15,000

3tダンプ 2台×¥8,000=¥16,000

コンクリートガラ処分費 5m3×¥4,000=¥20,000

混合廃棄物(ガレキ類)処分費 3m3×¥22,000=¥66,000

諸経費 1式=¥5,000

今回は、追加工事分として合計で¥193,000の見積になったようです。

この見積を写真と一緒にお客様に提出します。

木造家屋解体工事の追加金額で、約¥200,000と聞くと、自分も一瞬高い!と思ってしまいます。

しかし、今回は自分で丸一日作業を行い、産廃もこの数量が実際出たことを確認しています。お客様に予定していた費用以上に請求がかかってしまうことですので、なぜこの金額になるのかを、しっかりと現場の写真で根拠をお見せした上で、お客様にご納得頂くようにお話しするしかありません。

正直、個人的には地中障害物撤去はあまり好きではありません・・・。

それは、、、

  • 何もなければスムーズに終わるものが、すんなりと行かなくなってしまう
  • お客様に追加の金銭的負担が発生してしまう

このようなことで、現場の完工も遅れてしまい、さらにお客様にまで負担を強いてしまうからです。

私個人としては、「出てくるなよ!」と思いながら作業をしています。

しかし、出てきたものは仕方がない。

隠すことなんか出来ません。正直にお客様に報告し、判断して頂きます。

これまでのお客様の傾向として、地中埋設物が出てきてしまった場合、大体、撤去することになります(笑

2現場連続でこの量になることは、中々ありません。

この流れでいくと、次の現場は大丈夫か!?日頃の行いは良いはずなのに!

木造住宅解体の職長でした!それではまた!

木造住宅って手で壊せるの知っていますか?【戸建手壊し解体手順】

こちらに手壊し解体の手順をまとめていますので、よろしければご参考ください。

<リプロの施工事例はこちらをご覧ください>

<リプロの解体の特徴はこちらをご覧ください>

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