プチ解体のちょっとした話 ~住宅外構撤去は、目的で作業範囲が変わる編~
工事のことに関して、ちょっとしたことをぽつぽつとつぶやいていく。
プチ解体って、実はいろんなものを壊しています。
代表的なものは以下のような感じです。
ブロック塀、万年塀、フェンス、ウッドデッキ、カーポート、花壇、物置、門扉
などなど、、、
塀に関しては、ブロック塀のほか、RC製だったり、木製だったり、
フェンスもブロック塀に設置しているものや、束石基礎のもの、
後付けされているような金属製のベランダや、
植栽の撤去をすることもありますし、
コンクリートの土間、庭石の撤去なんてものもありました。
あげてみると結構な種類あるなあ、、、(遠い目)
見積もりの際は、撤去するものの種類ごとにいろんなことを聞いていくのですが、撤去するものの寸法や、撤去する範囲などの他に聞かなくてはならない、重要なことがあります。
それは、、、!!!
「お客様の撤去する目的」なのです。
というわけで、前置きが長くなりましたが今回のお題は、
なぜそれを撤去するのですか? 編
です。
人によっては、
「つべこべ言わずに撤去してよ!」
と、お思いの方もいるかと思いますが、私たちはお電話で結構しつこくお聞きします笑
なぜ撤去するのですか?
撤去の動機は何ですか?
撤去して、その場所をどのように使いますか?
お客様のご希望通りに撤去することは可能かもしれません。
ですが、以前書いた記事の例にもあるように、
塀の内側と外側の土の高さが違うと土が流出したり、
フェンスを撤去しようと思ったら支柱との関係で希望の撤去が難しかったり。
などなど、、、
撤去後にお客様のほうでイメージしていたこととは、思ってもみなかった別の問題が生じることが多々あるのです。
そこで重要になってくるのが、
「お客様の撤去したい目的」
になってきます。
例えば、、、
地震で、倒壊が心配なブロック塀を撤去したい場合
お客様からすると、とにかくブロック塀を壊さないといけないと思って、
「すべて撤去して!」
と言われてしまうと、構造物というのは、必ず何かに支えられて建っています。
全部を撤去となると、見えている塀の部分だけではなく、地中に埋まった基礎まで撤去することになってしまうのです。
しかし、倒壊が心配な場合の撤去ということであれば、
地上部が無くなればいいわけで、地中に埋まった基礎の撤去はしなくてもいい場合がほとんどです。
さらに、地上部までの撤去の場合、まわりの地面の状況によって、下の何段目かは残す場合もあります。
例えば、工事途中はこんな感じ。
ブロックを全部撤去したいところですが、こんな風に残すのです。
工事を終えると、こんな感じ。4段目の上部はサンダーで研磨して仕上げています。
要は、地震などでブロック塀の倒壊した時に、隣地側に倒れなければいいのです。
下の何段かを残すことで、撤去費用も処分費用も安くはなりますし、何よりもちょっとした目隠しにも、ブロックの境界にもなります。
他にも、、、
撤去後は塀の新設まで考えている場合
基礎の撤去も必要になってくるので、撤去した後にお客様がどうしたいか、しっかり確認が必要になってきます。
上記は一例ですが、撤去を行う場合後々どうしたいか、どういった撤去を行いたいか、撤去範囲の決め手はお客様の動機により変わってきます。
お客様の希望通りに撤去できないケースもありますが、撤去より大事なこともあります。
お客様からとりあえず見積りが欲しくて、リプロに電話をかけてしまうと、皆様リプロ社員からやたら質問責めに合います笑
お客様に無駄な工事をさせないためにも、工事のきっかけをお教えくださいね。
それは、リプロで解体施工をしてお客様に後悔をして欲しくないから。
よろしくお願いします!それではまた!
【プチ解体のちょっとした話 ~住宅外構撤去は、作業条件で費用が変わる編~】
こちらに、お問い合わせいただいた際に、必ずお写真をお送りいただくのですが、その理由について説明させてもらっています。ご参考ください!
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