鉄骨造(S造)の内装リノベーション時の内装解体の発注の流れと施工事例を紹介|東京・埼玉、解体のことなら 株式会社リプロ

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職長ブログ

2022/07/18

鉄骨造(S造)の内装リノベーション時の内装解体の発注の流れと施工事例を紹介

鉄骨造(S造)の内装リノベーション時の内装解体の発注の流れと施工事例を紹介

2025/06更新

<解体業者が教える3つのポイント>
・鉄骨造の内装解体での注意すべきポイントについて解説
・内装解体の流れがわかるようになる
・実際の解体作業を画像付きで解説

目次

1 事前に準備・確認しておいた方がいいこと

 1.1 賃貸借契約書の確認(スケルトンなのか原状回復なのか)

 1.2 図面や設計図の有無

 1.3 A工事・B工事・C工事の区分

2 内装解体の発注する業者を選ぶのに知っておいた方がいいこと

 2.1 複数の業者からの相見積もり(立会い必須)

 2.2 施工計画と金額のバランスの確認

 2.3 許可と保険の確認

3 内装解体中に発生する可能性として知っておいた方がいいこと

 3.1 施工範囲の不一致から来る不必要な部分の解体

 3.2 近隣からのクレームの発生の可能性

 3.3 クレームが発生することで工期が伸びる可能性

4 鉄骨造(S造)の内装の解体費用

5 鉄骨造(S造)の内装解体でお問合せ前に確認しておくべき事項

 5.1 解体業者と施工範囲をきっちり打ち合わせする必要がある

 5.2 鉄骨造は鉄骨吹きつけにアスベストが使用されている可能性

6 実際の施工事例

 6.1 鉄骨吹きつけののアスベスト検査

 6.2 残すものの確認

 6.3 内装材の撤去

 6.4 ALCの界壁(かいへき)の撤去

 6.5 完工

7 リプロでは現地調査を必須とさせていただく理由

 7.1 リプロでは正確なお見積もり算出を目指します

 7.2 撤去範囲の認識の不一致で起こるトラブルを防ぐため

8 まとめ

事前に準備・確認しておいた方がいいこと

こんにちは!

もし、店舗やテナントの内装解体をすることになった場合、ほとんどの方が初めてのことなので、何を準備して、何に気をつければいいかわからないかと思います。

そんな気をつけるべきポイントを内装解体業者の目線から解説していきたいと思います!

賃貸借契約書の確認(スケルトンなのか原状回復なのか)

内装解体の場合、原状回復義務の範囲を明確にしておくことが非常に重要です。

どこまで解体が必要か、どこは残すべきか、賃貸借契約書や特約事項を細かく確認する、またはオーナーさんや管理会社と話し合って確認してみましょう。

スケルトン解体

「スケルトン」という躯体のみの状態に戻すことを言います。要は、内装は何も残っていないまっさらな状態にすることです。

解体業者目線ですと、お客様からのお問い合わせで、よく「スケルトン解体をお願いします」とご連絡をいただきます。

しかし、よくよく打ち合わせしてみると、実は残す箇所があったり、壊してほしくない箇所があったりすることはとても多いので、施工範囲の認識を合わせることは大事です。

居抜き状態での引き渡し

契約書に、次のテナントがそのまま使える「居抜き」の状態での引き渡しが可能かどうか、またはオーナーさんとの話し合いの中で確認してみてください。

この場合は、部分的な解体で済むケースや、什器の一部撤去で済むので、解体費用がとても抑えられる、またはそもそも内装解体業者に発注する必要がないケースも多いです。

特定の設備の残置

オーナーさんや管理会社の意向で、特定の設備(エアコン、排気ダクトの一部など)を残す必要があるのか確認してください。

テナントの返却では、借主側はスケルトンで返すという認識で、一方で、オーナーは次に入居するテナントのために、エアコンは残して欲しい、ここの棚は残してほしいなどあって、認識の不一致が起きやすいので、注意が必要です。

契約不適合

もし賃貸契約書の内容と異なる状態で引き渡してしまうと、オーナーさんから損害賠償や原状回復を請求される可能性がありますので、事前に契約書の内容をよく確認してください。

図面や設計図の有無

実際に、内装解体お見積もりを依頼する業者さんに、図面や設計図のコピーを渡せると、スムーズに進みます。

構造、設備(電気、ガス、水道、空調、換気など)、配管の位置を把握し、どこまで解体して良いか、残すべきものがあるかを確認します。特に、共有部分や躯体に関わる部分は慎重に判断が必要です。

A工事・B工事・C工事の区分

A工事

建物のオーナーさんが発注・費用負担する内装解体工事のことを言います。

B工事

テナントが希望し、オーナーが発注する工事で、費用はテナントが負担する工事のことを言います。

エアコンや防災設備など、ビル全体の設備に関わる部分が多いです。オーナーさん指定の内装業者になることもあり、テナントさんご自身で工事業者を探したり、相見積もりができないことが多いです。

C工事

テナントが発注・費用負担する工事のことです。

主に、内装の撤去などがこれに該当し、発注者が自由に業者を選べるのが一般的です。

ご自身が発注する内装の解体がどの工事区分に該当するかを契約書で確認し、オーナーや管理会社と認識をすり合わせましょう。

内装解体の発注する業者を選ぶのに知っておいた方がいいこと

内装の解体業者と言えど、マンションのリノベーションだけをやっている業者、飲食店をメインにやっている業者、事務所の原状回復をやっている業者など、得意・不得意が分かれることがあります。

例えば、飲食店の内装解体は、一般的内装の解体とは異なる専門知識が必要で、特に厨房設備の撤去や給排水・ガス配管の処理には専門性が求められます。また、繁華街での解体作業と搬出作業になることが多いので、周辺への細やかな気遣いができるかは大事になります。

できるだけ、実績が豊富で、ご自身が希望される業種の解体経験がある業者を選びましょう。

複数の業者からの相見積もり(立会い必須)

複数の業者から見積もりを取り、費用だけでなく、作業内容、工期、安全対策、産業廃棄物の処理方法なども比較検討しましょう。

必ず解体業者に現地調査に来てもらい、解体範囲、残置物、設備の状況などを一緒に確認しましょう。できれば、オーナーや管理会社も交えて三者で確認し、工事をする際には契約書など書面に残すとトラブルを避けられます。

見積り費用が安すぎる業者には注意すること

最近では、外国人の業者さんも増えてきていて、びっくりするような安い見積もり価格を提示する業者さんも中には出てきました。

その場合は、見積もりの内容を細かく聞いて、適切な産廃処理をするのか、適切な施工計画に基づいているのか確認してください。

あまりに見積りが安い場合は、短期での工事で、かなり荒い施工となってしまって、騒音、粉塵、水漏れなどで予期せぬ近隣トラブルに巻き込まれる可能性が高くなってしまいます。

また、見積もり担当は日本人でも、工事担当は全員外国人だと現場でトラブルが発生した際に、日本語でのコミュニケーションができないケースもありますので、ご注意ください。

許可と保険の確認

建設業許可(解体工事業)

解体工事を行うために必要な許可になります。依頼する業者が許可を持っているか確認してください。

産業廃棄物収集運搬業許可

解体で発生した産業廃棄物を適切に処理するために必要です。

これらの許認可がない業者は、不法投棄などのトラブルに繋がる可能性があるので避けるべきです。また、万が一、工事中に事故が発生した場合に備え、損害賠償保険に加入しているか確認しましょう。

内装解体中に発生する可能性で知っておいた方がいいこと

施工範囲の不一致から来る不必要な部分の解体

前述の通り、内装解体では、施工範囲の不一致から来るトラブルが最も多くなります。事前に、テナントさん、オーナーさん、解体業者の中で施工範囲を一致させてから工事を始めましょう。

近隣からのクレームの発生の可能性

解体工事は騒音や振動、粉塵を伴います。

事前に近隣住民へ工事期間、作業時間、内容について説明し、理解を得ておくことがトラブル防止に繋がります。挨拶文の作成や配布など、解体業者が実施するのか、ご確認ください。

クレームが発生することで工期が伸びる可能性

クレームが発生してしまうと、作業時間が限られてしまったり、作業できる工具が限定されてしまい、工期に遅れが発生することが考えられます。

期間には余裕を持って、工事の発注をするように、心がけてください。

それでは、内装解体で知っておきたい一般的な知識をここまでにして、ここからは実際に、リプロで解体を行なった事例で紹介していきたいと思います!

鉄骨造(S造)の内装の解体費用

運営していた店舗を閉店・移転するにあたって、内装を撤去しなければならなくなってしまった・・。

でも、内装解体工事の費用ってどのくらいなのだろう?まずは、費用が気になりますよね?

ところが、、実際にこれまで2,500件の内装解体をおこなってきた弊社に言わせると、、

内装解体工事の費用の相場はあってないようなものなのです。

というのも、撤去範囲・作業内容・産廃の種類によって、金額が大きく変動してしまうからです。

<内装の解体費用の相場>
撤去範囲・作業内容・産廃の種類によって、金額は大きく変わるため、相場と呼べるものはないと考えた方がいい

例えば、RC造の建物でスケルトン解体と言われれば、天井・壁・床の躯体コンクリートを表すまで内装材を撤去します。

しかし、同じスケルトン解体であっても、内装の状況によって作業内容・産廃の種類が異なってきます。

事務所として使用されていたのか、飲食店を運営されていたのか、それともマッサージ店なのか?

事務所であれば内装はシンプルなケースが多いので費用が抑えられる場合が多いですし、飲食店等はやはり凝った内装が多いので、間仕切り壁をどこまで取るのか、残すのかによって金額は全く異なります。

また、産廃の搬出に関しても費用に大きく影響があります。

解体材の搬出をエレベーターを利用できるのか、それとも階段で下ろさないといけないのか。

はたまた、内装解体の現場に産廃トラックを横付けできるのか、近くのコインパーキングに駐車して小運搬しないといけないのか。

これらの要因によって、かかる金額は数十万から、施工範囲が広いと100万円単位で変わってきてしまいます。

となってしまうと、相場って言えないのはご理解いただけるかと思います笑

ですので、内装解体は特にオーナー様または、借主様との現場での施工範囲の確認作業が非常に大事になります。

<内装解体の施工範囲の確認>
相場と呼べるものがない分だけ、内装の解体は施工範囲の事前打ち合わせが大切。トラブルを未然に防ぐために、弊社では事前の打ち合わせを必須にさせていただいています。

今回は、実際に弊社にお問い合わせいただいた、部分撤去の内装解体工事の流れをご紹介していきたいと思います。

鉄骨造(S造)の内装解体でお問合せ前に確認しておくべき事項

アパートなどの鉄骨造の内装リノベーションをする際に、気をつけておくべきポイントを解説していきたいと思います。

通常のマンションの内装解体や木造住宅の内装解体では、特に気にしなくても良かった部分が出てきますので、発注される前の参考になっていただければ幸いです。

解体業者と施工範囲・施工方法をきっちり打ち合わせする必要がある

鉄骨造ですので、通常の木造と比較しても施工面積は広く、事前の打ち合わせは非常に大切になります。

間仕切り壁も通常のボードではなく、ALCパネルという硬く頑丈な軽量気泡コンクリート建材が使用されている可能性があります。

ですので、マンションの内装リノベーションのように、簡単にボードの壁を取って間取り変更ということができにくい構造になっていることが多いです。

普段はマンション専業の内装解体を行なっている業者さんに発注すると、実際工事が始まってみるとマンションに使われている建材とは異なっているため、意外と施工方法がわからなかったりすることはあるかもしれません。

鉄骨造は鉄骨吹きつけにアスベストが使用されている可能性

最も注意すべきポイントが、もし鉄骨への吹きつけがあった場合、アスベストの含有の有無の確認です。

通常、マンション内装リノベーションだけを行なっていると、鉄骨の吹きつけと出会う場面はそうそうありません。

マンションの内装材にアスベストが含有されていた処理と、鉄骨の吹きつけがあった場合のレベル1のアスベスト処理は全く重要度が異なります。

もし、鉄骨への吹きつけがあり、アスベストの含有が認められた場合、建物全体を密閉して作業員は防護服に身を包み、除去されたアスベストは最終処分場に直行させるような大掛かりな施工が必要になっていきます。

また施工にかかる金額も、アスベスト撤去だけでも通常の工事費用総額以上の請求になります。つまり、少なくとも、2倍の見積もり金額になるということです。

それだけ、アスベストレベル1の除去は、慎重に、きっちりと考えていかなければなりません。

鉄骨造(S造)の内装リノベーション時の注意ポイント
マンションの内装と比較して構造や建材の種類が異なるため、マンション専業の内装解体業者よりも総合解体業者へ発注するのが望ましい

このように、鉄骨造(S造)の内装リノベーションの内装解体の場合、マンションの内装解体だけを行なっている専業の業者さんよりも、鉄骨造やアスベスト処理を普段から行なっているような少し規模の大きめの解体業者へ発注されることを検討ください。

実際の施工事例

対象:アスベスト検体検査・内装材撤去・ALCパネル撤去
地域:大田区
工期:2週間

鉄骨吹きつけののアスベスト検査

事前の現地調査時に、ユニットバスの点検口から鉄骨に吹きつけがあったのは確認していました。

もし、この吹きつけがアスベストが含まれていた場合は、前述の通りかなり大掛かりな施工にもなりますし、撤去するとなると金額も相当なものになります。

しかし、アスベストの検体検査に出したところ、結果はアスベストの含有は認められないとのことでした。

つまり、通常のロックウールに耐火被膜としての吹きつけということでしたので、工事を行なっても人体の影響はありません。

これで、一安心でした。

内装撤去の作業に入れそうです。

残すものの確認

実際に解体作業を始める前に、どこを撤去して、どこを残すのかしっかり確認していきます。

特に、今回は鉄骨造でしたのでマンションの内装解体のように、とにかく全部を壊していってしまうと、後々壊して欲しくないところまで壊してしまったトラブルにもなりかねません。

内装材の撤去

ボードや扉、柱などの木くずやトイレ、バスなどの水回りの撤去を行なっていきます。

解体の後に、リノベーションが行われるので配線類はまとめて残しておきます。

ALCの界壁(かいへき)の撤去

今回は2部屋を1部屋にされるとのことで、間仕切り壁のALCパネルを撤去していきます。

写真の通り、かなりの厚みがありました。

時間はかかりましたが、なんとか撤去完了です。

完工

写真のように、床材を残しています。

それは、この後に入るリノベーション工事時に、この上から床を新築していくからです。

このように、リノベーション業者さんにも確認をしていただき、事前にどこまで解体で撤去するのかを打ち合わせしていました。

壊して欲しくないところまで壊してしまったトラブルに巻き込まれ内容に、内装解体は事前の打ち合わせを大事になさってください。

リプロでは現地調査を必須とさせていただく理由

リプロでは正確なお見積もり算出を目指します

今回はの撤去作業は、現場の前に、トラックを停車させて作業をすることができました。

ですが、室内から外まで階段で搬出を行ったので、3人で3日間の作業時間がかかりました。

また、今回は壁の残し方にも注意が必要な現場でした。

このように、搬出経路や残す建具などによって、現場での作業時間は全然変わってきます。

この辺りも、現地調査を行うことで、正確なお見積もり算出ができるのです。

よくお問い合わせでいただくのは、

「概算でいいから、とりあえず価格出してよ」
「相場でいくらなの?」

というご依頼が多いのですが、この業界では、まず概算でなんて数字は出せません。

搬出経路が違えば、現場ごとにかかる日数・作業員の数は異なりますので、費用は大きく変わって来ます。

リプロでは現地調査で、しっかりと根拠のあるお見積もり算出に努力しております。

撤去範囲の認識の不一致で起こるトラブルを防ぐため

内装の解体のお問い合わせをいただく際には、、、

「スケルトン解体でお願いします」
「原状回復工事をお願いします」

とよくご依頼をいただきます。

ところが、この「スケルトン解体」・「原状回復」という用語の認識のあいまいさが、トラブルの多くを引き起こします。

というのは、今回のように部分撤去で残す部分があるとなると、もしスケルトンだと思って、全部解体してしまうと大変なことになってしまいます。

スケルトン解体というと、本当に何も残っていない状態にすることをスケルトン解体というのです。

意外とオーナー様自身や借主様自身、残すべきもの・撤去すべき部分や、ご自身で後付けした内装ボードなどを共有できていないことが多いのです。

いざスケルトン解体をしてみると、、、

オーナー様からは、「ここは残してくれるんじゃなかったの?」
借主様からは、「ここって撤去するはずなのになんで残っているの?」

など、施工範囲の認識の不一致から、トラブルが起こってしまうのです。

弊社では、貸主の方と借主の方との作業内容の確認は必須だと考えます。

また、原状回復工事の場合、借主の方が私たちのお客様になることが多いです。最初の状態の記憶が曖昧で、スケルトンにするように言われていると話されます。

このスケルトンという言葉が実は微妙で、私たち専門業者からしたら「スケルトン=内装材を全て撤去して躯体をむき出しする」なのです。

営業が現場調査の時点で、撤去範囲を詳しく伺うのはこのためです。

内装解体で起こる可能性のある3つのトラブルとその解決方法、店舗ごとの解体費用のイメージ、施工事例をこちらでまとめていますので、ご覧になってください。

まとめ

いかがでしょうか?

鉄骨造(S造)の内装解体は、マンションの内装解体のように簡単にはいかないことが多いです。

弊社は、木造の住宅解体、マンションの内装解体、工場やショールームなどの大型施設解体を普段から行なっており、アスベストの対応にも慣れておりますので、総合的に解体サービスをご提供することができます。

鉄骨造の内装解体で、不安に思われるオーナー様や不動産会社様には、ぜひ弊社までご相談なさっていただけると幸いです。

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