お家周りの外構撤去費用の目安を公開【解体業者に直接発注で割安に撤去しよう】
更新日:2022年3月15日
<解体業者が教える3つのポイント>
・お家周りの外構撤去工事の費用の目安を公開
・建設業界で起こりうる紹介料のマージンの仕組みを解説
・マージンをかけずに安く工事をするには撤去と新設を、解体業者と外構施工会社それぞれに分けて直接発注しよう
目次
4.2 解体業者のホームページ内の「施工事例」をチェックしてみる
住宅を新築したときに、お家周りにブロック塀、万年塀、フェンス、門柱、門扉、カーポート、物置、花壇、ベランダ、ウッドデッキなども合わせて建てているかと思います。
これら住宅外構と呼ばれる工作物は、住宅本体よりも早めに劣化していくことが多いのですが、住宅外構の撤去が実際にいくらかかって、どこに頼めばいいかわからない方が多いのではないでしょうか?
さて、まずはその気になる撤去費用を紹介していきましょう。
外構の撤去費用の目安
ブロック塀の撤去費用
5〜30万円
駐車場の出入りに邪魔になっている角っこのブロック塀を3列くらい撤去したい簡易な工事であれば、電動ハンマーを使用して2時間もあれば撤去、モルタル補修可能なので、5万円程度から撤去できます。
しかし、住宅を囲っているブロック塀全てを撤去となると、30万円ほどかかる場合もありますので、このあたりの費用感は解体業者のホームページの施工事例でチェックするのがいいと思います。
フェンスの撤去費用
5~20万円
フェンスも駐車場の車の出し入れに邪魔になるような、住宅の隅っこのフェンス一部の撤去だと安く済みます。
が、、、
住宅を囲うフェンス全体を撤去したい、しかも隣地と住宅の間が狭く、閉所で作業に時間と作業員の数がかかる場合などは、やはり金額は高くなってきます。
フェンスもブロック塀と同じで、撤去規模と施工時間に応じて、費用が変わってくると考えてください。
物置の撤去費用
5~30万円
物置の撤去は、物置の大きさがなんといっても費用に影響してきます。
ホームセンターに売っているようなサイズの小さな物置であれば、インパクトドライバーなどで簡単にバラして半日で撤去可能なので、費用も10万円未満で済むことも多いです。
ただ、倉庫のように使っている大きいサイズの物置の場合、構造をバラしていく作業時間もかかると同時に、処分する産廃の量、また物置を支える置き基礎の数も多くなるため、撤去費用は高くなってきます。
特に、不用品が中にあると不用品処理費用が追加でかかってきますのでさらに費用は上乗せされます。ですので、不用品はご自身で一般ゴミとして捨てられるものは事前に捨ててしまうことをお勧めします。
車のガレージになると、30万円以上かかる場合もございます。
花壇や植栽の撤去費用
5~30万円
花壇や植栽も解体業者で撤去可能です。
この辺りも同様、施工規模と時間によって金額が変わってきます。
花壇は中の土や砂利を撤去してから、レンガなどを外し、電動ピックなどではつり作業をするような流れで、規模が小さいものであれば10万円未満で施工可能です。
植栽の場合、大きな桜の木などになってくると、まずは枝を電動チェンソーで切断してから、木の幹を運べる大きさに切断してダンプに積み込みます。
さらに、地面を掘り起こして、根っこから撤去するような大規模なものになると、30万円ほどかかる可能性もあります。
住宅の外構撤去依頼はどこに頼めばいいのか
さて、撤去費用の目安は大体分かったと思います。
ですが、お家の周りを囲うブロック塀やフェンス、カーポート、花壇などを撤去するなら、一体どこに頼めばいいのでしょうか?
そんなこと滅多にないので、わかりませんよね?
ホームセンター?
ハウスメーカー?
工務店?
一体どこに連絡すればいいのでしょうか?
(図表1 外構撤去はどこに頼めばいいのか?)
出所:自社作成
ホームセンター、ハウスメーカー、工務店に連絡すると、、、
それぞれ提携の外構施工会社または解体業者に、撤去工事の依頼がいきます。
外構施工会社は、ブロック塀やフェンスを新設するプロであっても、必ずしもブロック塀の解体と撤去のプロだとは限りません。一方で、解体業者は、一般に大きな建物の解体を行うイメージが強いですが、結構お家周りの工作物の撤去をやってくれる会社もあります。
会社の規模によるので一概には言えませんが、外構施工会社に撤去工事依頼がいった場合、さらに外構施工会社から解体業者へ依頼がいくことになります。
つまり、ホームセンター、ハウスメーカー、工務店にお願いしていたはずですが、実際には外構施工会社さんを通じて、さらに解体業者さんに工事の依頼が届いているのです。
そうなると、どうなるのか。
お客様には知らず知らずのうちに、紹介料のマージンがのっかってしまい、割高な外構の撤去となってしまうのです。
そこでオススメしているのが、分離発注と呼ばれる方法です。
外構の撤去と施工は分離発注できます
現在住まわれているお家に、新しくフェンス、生垣などの工作物を新設する場合、通常古くなったブロック塀などある箇所に設置することになると思います。
これまででしたら、、、
(図表2 マージン(紹介料)が発生してしまう仕組み)
出所:自社作成
このように、お客様の外構の撤去工事の依頼が、まずは外構施工会社にいき、その後外構施工会社から解体業者へと依頼がいく形でした。
それが、分離発注を行うと、、、
(図表3 マージン(紹介料)が発生しない仕組み)
出所:自社作成
このように、お客様ご自身で「壊す」と「新設」を同じ会社に発注するのではなく、
古くなったブロック塀など既存の工作物の解体は、「解体業者」へ
フェンスや生垣など工作物の新設は、「外構施工会社」へ
といったように、発注先をお客様自身で選択することで、余計なマージンを取られる必要がなくなり、安く工事が済むことになるのです。
ブロック塀撤去・解体の依頼は解体業者に直接がオススメ!
見積りをするなら、解体業者に直接依頼しましょう。
ある程度の規模の解体業者になると、自社ホームページを持っており、そこにプチ解体というお家周りのブロック塀やフェンス、物置、花壇など外構の撤去を行なっている業者があるので、探してみてくださいね。
フェンスや生垣新設の依頼は外構施工会社に直接がオススメ!
ブロック塀を解体した跡地に、フェンスや生垣の新設を検討する方も多いと思います。
解体業者は、解体はできても、住宅外構の新設は専門ではないことが多いです。
そのため、解体業者に見積り依頼すると、今度は逆に余計なマージンが乗っかってしまうため、フェンスや生垣を新設する場合は、外構施工会社へ直接依頼してみてくださいね。
このように、建設業界では、それぞれの得意分野が分かれています。以前は、その業界の構造が一般の方にはよく見えない状況だったのですが、現在はインターネットを通じて、それぞれの会社に直接工事を依頼することができます。
「余計な費用をかけたくない」
「できるだけ安く工事を行って欲しい」
と、誰もが思うところです。
こういった仕組みは知っておいてくださいね。
外構解体撤去の解体業者の探し方
さて、それではどうやって解体業者を探せばいいのでしょうか。普段なかなか接点のない解体業者の探し方は、、、
直接発注するならインターネット検索で自分で探してみる
普段は関わることのない解体業者にいきなり電話するのは、気が引けるのが普通だと思います笑。
住宅外構の撤去のようなプチ解体を積極的に行っている解体業者は限られているので、まずはインターネット検索で上位に上がってきた解体業者のホームページを見てみてください。
「ブロック塀 解体」・「ブロック塀 撤去」
「フェンス 解体」・「フェンス 撤去」
「カーポート 解体」「カーポート 撤去」
「物置 解体」・「物置 撤去」
などこのように、インターネット検索で出てきた会社の施工事例などで、対応可能かまずはチェックしてみることです。
解体業者のホームページ内の「施工事例」をチェックしてみよう
施工事例には、撤去の金額も掲載している場合もあるので、どの工事にはどのくらいの費用がかかってくるのかおおよそ掴めるかと思います。
プチ解体は、どうしても現場、現場で工事にかかる時間、職人さんの数、必要な道具、トラックの大きさ、撤去された産廃の処理費用が大きく変わってきてしまうため、一概に、ブロック塀の撤去なら価格はいくらとは言えないのです。
そのため、まずはご自宅の撤去したい工作物と似ているケースの施工事例を見て、だいたいこのくらいの費用なのかなと目星をつけるのに最適なのです。
外構の撤去ならば解体業者に写真を送れば見積もりはすぐ!
HPの施工事例を見ると、だいたいこんな工事までやっているのかと、会社ごとの特徴が掴めて、解体業者の中にも住宅の外構撤去をやっていることがわかると思います。
後はHPの会社の雰囲気や、電話やメールをしてみて、対応に問題がなさそうか確認してくださいね。
解体業界では価格を比較する相見積もりサイトが最近増えてきています。
が、価格比較サイトはお客様紹介分のマージンが取られていますので、しわ寄せは施工の品質に影響します。解体業者に直で発注した方がしっかりとした施工を実現できます。
外構の撤去を行うプチ解体であれば、住宅解体とは異なり、現地調査を行わずに、写真と電話で見積もり金額のご提示が可能です。
まずは、お気軽に現地の解体対象物の写真をお送りくださいね!
<老朽化したブロック塀の解体・撤去の流れ>
ブロック塀の実際の撤去の流れはこちらのブログで解説していますので、気になる方はご覧ください。
<リプロの施工事例はこちらをご覧ください>
<リプロの解体の特徴はこちらをご覧ください>