都市計画道路の区画整理に伴う住宅解体【大泉学園・新座市・東久留米市・清瀬市】
<解体業者が教える3つのポイント>
・住宅の解体業者の探し方を解説
・解体の発注先のメリットデメリットを説明
・現在区画整理が進行中のエリアについて解説
目次
道路区画整理は住宅解体とセット
道路区画整理は、突然やってきます。
これまで何も変わらず住んでいた地域に、突然道路ができるという噂が流れ始めて、計画道路の住民説明会が開催され、「土地を買い取ります」と役所の用地取得担当が何度もピンポンを押して来るのです。
これまで何十年もその土地に住み続けて、これからも変わらずにここで暮らせると考えていた住民の方には、想像もできないくらいの悲しみがあることでしょう。
しかし、悲しんでいる間もなく、道路計画は進んでいってしまいます。
そして、役所の方から用地を取得するために、
「住宅を解体ができる業者を探してください」
と言われるのです。
住宅を解体できる業者?
解体業者なんて、普段の生活から接する機会もないと思います。どうやって探して良いのかもわからないと思います。
住宅の解体業者の探し方
不動産屋や工務店に依頼して解体業者を紹介してもらう
インターネットで探して解体業者相見積りサイトで紹介してもらう
インターネットで探して解体業者に直接依頼する
お住まいの近くの不動産屋や工務店に依頼すると、提携の解体業者を紹介してもらえますが、マージンの紹介料が発生してしまい、高い見積りとなるが多いかもしれません。ただ、長年にわたって信頼関係があるようでしたら、お近くの不動産屋や工務店に依頼する洗濯はあると思います。
インターネットで検索すると、最近では解体業者の相見積りサイトが多くヒットするかと思います。3社見積りや、6社で見積りの費用を競わせて、解体費用を安くすることが可能です。
ですが、相見積りサイトはマーケティング会社さんの運営になり、そこでも解体業者への紹介するマージンの手数料はかかってきます。見積りを競い合わせることで、施工にかかるしわ寄せがかかり、丁寧な施工とならない可能性がありますが、費用は安く済むかもしれません。
インターネットでは、相見積もりサイトではなく、お近くの解体業者を探すことも可能です。
最近は、解体業者も自社HPを持っていて、直接解体業者に依頼することが可能です。こちらの場合が、どこにも紹介料もかからず、最も施工に安心感が持てるケースが多いと思います。
お近くの信頼できる不動産会社に依頼するのか、費用を競ってみるのか、費用を抑えつつ施工に安心感を求めるのか、お客様のご希望に合わせてお選びになってください。
それでは、現在都内で進んでいる道路区画整理事業のうちの、今回は大泉ジャンクションから所沢まで繋がる都市計画道路の区画整理について紹介していきます。
大泉学園・東久留米市・新座市・清瀬市の都市計画道路
清瀬市や東久留米市、西東京市から、練馬区の外環道路の大泉ジャンクションまでの交通網を整える目的で、道路区画整理計画が実行されています。この計画道路は一部、埼玉県の新座市も含まれます。
この大泉ジャンクションから所沢までを繋ぐこの都市計画道路は、2019年3月に東久留米市神宝町の区間が事業認可されたので、大泉学園から所沢までの全区間で事業が開始されたことになりました。
そして、この道路は目白通りへとつながっているため、西東京エリアから高田馬場駅近くを通り、飯田橋駅まで繋がる道路となります。
現在、外環道路は大泉ジャンクションから東名高速まで結ばれる工事が行われていますので、この道路が開通することで、清瀬市、東久留米市、西東京市などにお住まいの方が高速道路にアクセスがしやすくなりそうです。
この都市計画道路はいくつかのエリアでは、既に道路工事まで終わっているエリアもあります。それでは、それぞれみていきましょう。
大泉学園町・西大泉エリア
こちらは、西東京3・4・14号新東京所沢線という都市計画道路になります。
こちらは、大泉インターを下りて突き当たりの北園という信号で必ず渋滞が発生していまして、大泉学園駅までの大泉学園通りでも渋滞が状態化しています。
北園の信号から新しくできた伏見通りまで繋がる計画道路となっていて、既にこちらは一部を除き道路工事もほぼ終了しております。この道路は、お寺の墓地を通る予定なのですが、墓地の用地取得と一部の住宅の用地取得が遅れて開通できていないようです。
新座市栗原・野寺エリア
こちらは、新座3・4・10号放射7号線という都市計画道路になります。
この計画は、埼玉県新座市栗原と野寺という地名のエリアが道路予定地の対象となっています。延長距離は990mの予定で、約5mの一部立体交差の橋りょう構造となる予定です。
このエリアから北西に東久留米市に入って、そこからまた新座市新堀につながり、清瀬市エリアへと計画道路が事業化される予定となっています。
栗原工区では、2018年に都市計画変更に事業認可が下りています。用地測量と、土地評価、物件調査が進んでいて、いくつかの住宅は既に解体され更地となっていて、用地の取得が現在進行中で行われるところです(令和2年7月現在)。
東久留米市神宝町・金山町エリア
こちらは、東村山3・4・15の1号新東京所沢線という都市計画道路になります。
新座方面から栗原の交差点を右に曲がって、ヤオコーのあたりから北西向かって道路が計画されています。
事業認可は2018年と2019年に下りているのですが、黒目川や池を通る予定で、まだ橋も建設されておらず、多くの住宅地も通る予定なのですが、用地取得は進んでいないようです(令和2年7月現在)。
新座市新堀エリア
こちらは、新座3・4・11号放射7号線という都市計画道路になります。
この北西に向かう放射7号線ですが、埼玉県新座市栗原から、一旦東京都東久留米市に入った後、また再び埼玉県新座市新堀というエリアに都市計画道路が予定されています。
事業認可は早く、2016年と2018年に下りています。この新堀工区は、住宅地と、農地が中心となっています。また、新座市の新堀一丁目憩いの森という森を通る計画となっています。
事業認可が行われてから、物件調査、用地取得、道路工事まで終えるのに概ね5〜7年の予定とされ、まだこちらも用地取得の前段階となっています。
清瀬市中清戸・上清戸・中里エリア
こちらは、東村山3・4・15の2号新東京所沢線という都市計画道路になります。
清瀬市中清戸エリアは、まだ用地取得は進んでいないようです。
中清戸とは反対に、新小金井街道挟んで北西側の上清戸と、中里エリアはほとんど工事が終わっているようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
東京都内では、まだまだ道路区画整理による用地取得が起こり得ます。
放射7号線の都市計画道路でいうと、所沢方面から清瀬市の中里、上清戸まではほぼ工事が完了していて、東京都練馬区の大泉学園町、西大泉エリアも一部を残してほぼ完了しているようです。
おそらく、令和2年現在から数年間にわたって、この間に新座市栗原・野寺エリア、東久留米市神宝町・金山町エリア、新座市新堀エリア、清瀬市中清戸エリアに用地取得のため、建物の解体工事が必要になってしまう方がいらっしゃるかと思います。
住宅の解体をご希望の方がいらっしゃいましたら、ぜひリプロまでお問い合わせください。
安心安全に解体施工させていただきます。
<区画整理エリアの住宅解体の事例>
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