空き家の解体にはローンが組める!
目次
- 空き家の解体にはローンが組める!
-
どんな銀行のどんな商品があるの?
- 空き家解体ローン
- 住宅に関するローン
- 住宅の解体にローンが適用できない理由
空き家の解体にはローンが組める!
突然訪れる空き家の解体問題。
相続で住宅を譲り受けたけど、建物は古くなってしまったけど、思い入れもあるし、とりあえずそのまま売却も、解体もせずに残しておいた空き家。
「雑草が覆い茂って、近隣住民からクレームが来てしまった。」
「老朽化したブロック塀が崩れかけていて、歩行者に危険が及ぶ状況に。」
「突然、行政から特定空き家に認定されてしまって、とんでもない額の固定資産税の請求が来てしまった。」
このように、とりあえず、そのままにしていた空き家を、どうにかしないといけない状況は突然来ます。
ここで、問題になるのが「費用。」
空き家を解体するのに、平米数によって金額は大きく変わりますが、少なくとも100万円前後はかかってきます。
そしてその費用は大体、見積もりを取ってから工事前に半金、工事後に半金という契約がこの業界では多いです。
「突然100万円用意してくれと言われても。。。」
そんな方は、空き家の解体ローンという商品をぜひ知っておいてください。
空き家解体ローンという制度が信用金庫を中心として存在しています。もしくは、住宅取得資金をサポートする商品の中に、空き家解体に資金を充当できるものがございます。
近年、空き家が増加していて、行政からの指導により、固定資産税の減税措置の適用を受けることができなくなる特定空き家法案の可決によって、これからさらに空き家を所有することのリスクが高まってきています。
どんな銀行のどんな商品があるの?
今回は、6つの銀行、信用金庫の商品を紹介してみます。
JA西東京 「JA空き家解体ローン」
武蔵野銀行 「空き家活用ローン」
川口信用金庫 「空き家活用ローン」
朝日信用金庫 「朝日マイホームサポート」
巣鴨信用金庫 「無担保住宅ローン」
京葉銀行 「住宅リノベイトローン」
空き家解体ローン
この数年間で、空き家解体に充当できるローンがかなり増えてきました。その中で、いくつかご紹介してみます。
JA西東京
http://www.ja-nishitokyo.or.jp/
「JA空き家解体ローン」
金額:10万円以上500万円以内
期間;1年以上10年以内
金利:2.60%(金利最大0.35%軽減あり2019年9月現在)
武蔵野銀行
http://www.musashinobank.co.jp/loan/vacanthouse/
「空き家活用ローン」
金額:10万円以上500万円以内
期間;6ヶ月以上10年以内
金利:3.5%(金利最大1.%軽減あり2019年9月現在)
川口信用金庫
http://www.shinkin.co.jp/ksb/kariru/akiyakaitai.html
「空き家住宅ローン」
金額:500万円以内
期間;3ヶ月以上15年以内
金利:当金庫所定利率(2019年9月現在)
空き家の解体を信用金庫から借り入れをする場合、基本的にはその信用金庫のエリア内、またはその近郊在住が条件となることが多いです。
そのため、上記以外の信用金庫から借り入れをされた方は、日本全国かなりの空き家ローンの商品が普及していますので、お住まいの近くの信用金庫までお問い合わせください。
住宅に関するローン
マイホームサポート、無担保ローン、リノベイトローンなど各銀行、信用金庫で住宅にかかる商品の中には、空き家の解体費用に充当できる商品がある場合がございます。そのうちのいくつかをご紹介してみます。
朝日信用金庫
https://www.asahi-shinkin.co.jp/loan/housing_mutanpo.html
「朝日マイホームサポートローン」
金額:500万円以内
期間:3ヶ月以上20年以内
金利:2.475%(変動金利2019年9月現在)
こちらの商品は、自宅の購入資金、新築資金、建て替え資金、リフォーム資金だけではなく、空き家解体費用も含まれています。通常の2,000万円までではなく、500万円までとなります。
巣鴨信用金庫
https://www.sugamo.co.jp/kojin/yushi/mutanpo_jutaku.html
「無担保住宅ローン」
金額:500万円以内
期間:3ヶ月以上20年以内
金利:2.655%(1年以内固定金利・1年超変動金利2019年9月現在)
こちらの商品は自宅の新築、建て替え、リフォームだけではなく、空き家解体費用に対しての充当が認められています。ただし、申し込み金額は、通常の2,000万円までではなく、500万円までとなります。
京葉銀行
https://www.keiyobank.co.jp/news/2015/20150918124907.html
「住宅リノベイトローン」
金額:10万円以上2,000万円以内
期間;20年以内
金利:1.9~4.9%(融資利率は審査の上、決定2019年9月現在)
こちらの商品は、自宅のリフォーム資金だけではなく、空き家の取壊資金が含まれております。
以上が各銀行、信用金庫の住宅資金に関するローンによって空き家の解体の融資の内容となります。
空き家ではない住宅の解体の場合、フリーローンによってかなり高い金利が適用になるのに比べて、空き家に関しては現実的な金利が適用になります。
特に、建て替えで解体費用を捻出したい場合は、都市銀行に拘りがなければ、無担保住宅ローンの利用を勧めます。
住宅の解体にローンが適用できない理由
通常、住宅の解体にはローンが適用になりません。
その理由は、住宅の新築やリフォームをすることで将来への資産価値が増すものに関しては、長期間に渡って資金の貸付をする意味があるのですが、住宅を解体して、資産をゼロにするというものに関して長期での資金の貸付はできないという理屈です。
ですが、そうは言ってもいられなく、空き家が世の中どんどん増えていき、手つかずのまま放置されていっています。
そんな空き家を解体して更地で売却して、資産の整理を行うという地元密着型の信用金庫でこの空き家解体ローンは普及してきました。
もし、条件が合う方がいらっしゃいましたら、金利も比較的現実のあるものですので、利用なさってくださいね。
<リプロの解体料金>
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