解体の見積りを安くしすぎると起こる問題【手抜き施工】株式会社リプロ

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2020/05/28

解体の見積りを安くしすぎると起こる問題【手抜き施工】

解体の見積りを安くしすぎると起こる問題【手抜き施工】

目次

  1. 仮設工事(養生の手抜き)
  2. 解体・撤去工事(手壊し解体の未実施)
  3. 解体・撤去工事(試堀の未実施)
  4. 交通誘導員(交通誘導員の不設置)

解体って壊すだけで、結局更地になってしまうのだから、どこに発注しても変わらないでしょ?

だったら、何社も見積もりを取って、一番安いところに発注すればいいじゃないか!

はい、相見積りをすれば、確かに安く済ませることができると思います。

が、、、

ちょっと待ったー!

安くするにしても、原価割れを起こすほど、解体業者に競い合わせるとどんなことが起こるのか。

今回は、住宅の解体費用を安く抑えようとしすぎたために、起こってしまう事例の中で、手抜き施工についてお伝えしたいと思います。

解体費用は施工原価を下回ることは通常はない

解体施工にも、原価があります。

例えば、木造住宅の解体であれば、、、

施工する職人さんの人件費と工具代
重機の使用料と回送費用
解体から発生した木くずなどの産廃輸送費
産廃屋さんでの処分費用
解体業者の事務所や土地などの間接費

などなど様々なお金が発生します。

以前のブログでは、産廃屋さんでの処分費用は解体屋ではコントロールが効かないとお伝えしましたので、この中で、解体業者が企業努力によって経費を削減していけるのは、、、

早く解体施工することで施工日数を削減して人件費を抑えること
重機の稼働時間を減らすことで、重機の使用日数を抑えること

くらいになってきます。

それぞれの現場ごとで、解体費用の原価ってある程度決まっているんですよね。

この業界では、見積り金額を競って安くできるのは、他社の見積りから10~15%くらいが限度ではないでしょうか。

ところが、何社も見積りの金額を競い合わせると、時々なのですが、びっくりするくらい安い見積りを提出する業者さんが出てくることがあるかもしれません。

このような場合、ほぼ間違いなく、、、

原価割れを起こしています。

今回はもし見積り金額を減らせるとすると、どんなものが考えられるのか、施工に関することでお伝えできればと思います。

原価割れの解体施工では一体どんなことが起こるのか

原価割れを起こして解体施工を受注した場合、工事が始まった後に、一体どんなことが起こるのかというと、、、

解体材の産廃処分費用を浮かすために、自社の工場の裏で保管した後、不法投棄する
交通誘導員が必要な現場でも、人件費を浮かすために、道路使用無許可で強引に施工する
本当は必要な金額を掲載せずに、工事が始まってから追加費用で請求をする

例えばですが、このようなことが考えられます。

交通誘導員が必要な現場でも、道路使用無許可で強引に施工するなどをはじめ、施工の観点から起こりうる手抜き施工のご紹介をしていきたいと思います。

実際の木造住宅解体の見積りを見てみよう

ここで、弊社の実際の見積りをご紹介いたします。

総額2,530,000円の木造住宅の解体のお見積りなのですが、この内訳に注目していただきたいです。

木造2階建て、延床85.84m2にしては高いですよね?

費用の内訳は、、、

仮設工事に258,000円

解体・撤去工事に1,012,696円

解体材運搬・処分に614,000円

交通誘導員に375,000円

現場諸経費に67,791円

となります。

もし、この内訳の中から、どこを削減すれば安い見積もりを提示できるでしょうか?

今回は、仮設工事、解体・撤去工事、交通誘導員の項目で、原価割れするほど見積り金額を安くなった場合、どんなことが起こる可能性があるのか解説していきます。

仮設工事(養生の手抜き)

仮設工事とは、解体する予定の建物を囲う養生のことです。

この養生は、主に、単管パイプと骨組みを組んで防炎シートで保護するのですが、

この仮設工事に手抜きをするとするなら、、、

建物を囲う単管パイプと防炎シートの範囲を狭める
防炎シートではなく、ブルーシートで囲う

囲う範囲を狭めれば、当然その分の費用は浮きます。内訳の建物外周養生組み立て・拭しの費用192,000円のうち、いくらかは削減できるでしょう。

または、びっくりしてしまうケースですが、、、

ずさんな施工をする場合、簡易のブルーシートで囲ってしまうなんてこともケースとしてはあります。

頑丈な防炎シートであれば、落下した解体材を隣地に落としてしまうのを防いでくれるですが、、、

もし屋根の瓦が隣の敷地に、シートを破って落下してまったら、庭に人がいたとしたら最悪大惨事となり得ます。

解体・撤去工事(手壊し解体の未実施)

内訳明細書を見てみると、276,315円とあります。もし手壊しを行わずに、重機で壊していけば、解体作業は早く進むため、費用も手壊し解体と比べると安くなることでしょう。

手壊し解体と聞いてイメージは湧かないかもしれません。

手壊し解体とは、狭い立地の2階部分などで、重機でそのまま解体するには、危険な箇所を人の手でバールや、インパクトドライバー、レシプロソーなどの工具を使って壊していくことです。

もし、狭い立地で手壊し解体をせずに、重機を使って2階から壊していくとどうなるでしょうか?

仮設工事の養生の件でも伝えた通り、隣地に解体材が落下してしまうと、大変な事故にもつながります。

解体・撤去工事(試堀の未実施)

今回、注目したいのが試堀です。

内訳明細書を見ると、49,632円とありますが、試堀までやってくれるかは、施工する業者によってマチマチです。

試掘とは、地中を50cmから1mくらい重機で掘り返してみて、地面に何か埋まっていないか確認する作業を言います。費用を安くして見積もりを取った工事になると、この試堀がないケースもあるかもしれません。

試堀をしない場合、大きな問題が起こり得ます。それは、、、

地中障害物を見逃してしまう

昔の建物の基礎や、ガレキが地中に埋まっていることはよくあります。試掘をしないと、この地中障害物を見逃してしまうリスクがあります。もし、地中埋設物を見逃してしまうと、、、

建物を新築する時に、地中埋設物を取り除かないと建てられなくなる
土地を売却した後に、買主との間でトラブルが発生する

いつかは取り除かないといけないのが地中障害物です。

試掘はせずに費用を抑えて、その場では安く済んで安心と思いきや、建てるにしても、売るにしても後々面倒に巻き込まれるのです。

地中埋設物があった場合は、予定していた範囲外の施工となりますので、どの業者も追加費用の請求になると思いますが、追加費用となっても処分することをおすすめします。

追加費用がない業者を探すのではなく、追加費用があった場合の説明や根拠をしっかりと提示できる解体業者を探すのが良いかもしれません。

交通誘導員(交通誘導員の不設置)

内訳を見ると、375,000円とあります。

ん、、、3、37万円!?高くないですか!?

はい、高いのです汗

もし、見積もり金額を抑えるのであれば、手取り早いのはこの費用を浮かせることでしょう。

もし、交通誘導員が必要な現場で、交通誘導員を置かないとなるとどうなるのか、、、

道路使用許可を行政に未提出で施工を行う
道路から重機やダンプがはみ出て作業するため、道路を通る通行人に危険が及ぶ

交通誘導員が必要かどうかは、解体する予定の住宅の立地によって決まります。

例えば、もともと住宅街の中にあって、駐車場スペースのある戸建住宅であれば、産廃用のダンプを停められます。このような場合は、交通誘導員は不要なのですが、駐車場もなく、大通りで交通量の多い場所の立地では、どうしても交通誘導員は必要になるでしょう。

交通誘導員が必要な現場なのに置かれない場合、まず道路使用許可が解体業者からの届出が行政に行われていないと思われます。

そして、1階部分を手壊しによって、重機や産廃のダンプが入るスペースを無理やり作って、簡易のバリケードを置いて重機やダンプが道路にはみ出しながらの作業となります。

想像していただきたいのですが、、、

車がバンバン通るような道路にはみ出た重機の横を、さらに道路にはみ出て通行人が通ることになります。

どれだけ危ないことだか、お分かりいただけますでしょうか?

「交通誘導員の費用って抑えられないの?この分もっと安くしてよ?」

と、あまりに見積りを安く切り詰めると、大事故に繋がってしまうような解体施工をせざるを得なくなることもご理解いただきたいと思います。

まとめ

いかがでしょうか?

解体の費用なんて一般の方からすると、不明瞭な部分が多すぎて、わからないことだらけと言うのが当たり前だと思います。

何社も見積りをとって価格で見るのもいいかと思います。

ですが、見積りには明確な原価があり、それに対しての費用の根拠があります。

あまりに解体費用の見積りを安く抑えようとしすぎて、大事にならないように、少しでも正しい知識を持ってもらえたら幸いです。

それでは、また!

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