解体の見積りを安くしすぎると起こる問題【不法投棄】株式会社リプロ

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2020/05/21

解体の見積りを安くしすぎると起こる問題【不法投棄】

解体の見積りを安くしすぎると起こる問題【不法投棄】

目次

解体って壊すだけで、結局更地になってしまうのだから、どこに発注しても変わらないでしょ?

だったら、何社も見積もりを取って、一番安いところに発注すればいいじゃないか!

はい、相見積りをすれば、確かに安く済ませることができると思います。

が、、、

ちょっと待ったー!

安くするにしても、原価割れを起こすほど、解体業者に競い合わせるとどんなことが起こるのか。

今回は、住宅の解体費用を安く抑えようとしすぎたために、起こってしまう事例の中で、不法投棄についてお伝えしたいと思います。

解体費用は施工原価を下回ることは通常はない

解体施工にも、原価があります。

例えば、木造住宅の解体であれば、、、

施工する職人さんの人件費と工具代
重機の使用料と回送費用
解体から発生した木くずなどの産廃輸送費
産廃屋さんでの処分費用
解体業者の事務所や土地などの間接費

などなど様々なお金が発生します。

この中で、解体業者が企業努力によって経費を削減していけるのは、、、

早く解体施工することで施工日数を削減して人件費を抑えること


重機の稼働時間を減らすことで、重機の使用日数を抑えること

くらいになってきます。

もしくは、発注した会社の規模が小さければ、割り振られる間接費は少なくなるかもしれません。

または、産廃屋さんでの処分費用に関しては、もし解体業者が自社で産廃処分業の免許を取得している場合、自社の産廃工場で処分できるため、ある程度費用抑えることができると思います。

つまり、解体費用の見積りって、、、

人件費と、重機費用、いくらかの間接費と産廃処分費用くらいでしか、他社と価格で差をつけられないのです。

それぞれの現場ごとの解体の原価ってある程度決まっているんです

木造住宅の解体の見積りを何社かお願いしていると、例えばA社が300万円の見積りなら、B社はどんなに頑張っても270万円とか、そのくらいの価格差になります。

この業界では、見積り金額を競って安くできるのは、他社の見積りから10~15%くらいが限度ではないでしょうか。

ところが、何社も見積りの金額を競い合わせると、時々なのですが、、、

「ウチなら200万円で全然やれますよ!」

みたいな業者さんが出てくることがあるかもしれません。

このような場合、ほぼ間違いなく、、、

原価割れを起こしています

何故このようなことができるのでしょうか?

原価割れの解体施工では一体どんなことが起こるのか

原価割れを起こして解体施工を受注した場合、工事が始まった後に、一体どんなことが起こるのかというと、、、

解体材の処分費用を浮かすために、自社の工場の裏で保管した後、不法投棄する
交通誘導員が必要な現場でも、人件費を浮かすために道路使用無許可で施工する
本当は必要な金額を掲載せずに、工事が始まってから追加費用で請求をする

いかがでしょうか?

どれもかなり悪質な行為に思えませんか?

まだまだ古い体質の残る建設業界の中でも、特に解体業界では、いまだにこのようなことが起こり得るかもしれません。

実際の木造住宅解体の見積りを見てみよう

ここで、弊社の実際の見積りをご紹介いたします。

総額3,456,000円の木造住宅の解体のお見積りなのですが、この内訳に注目していただきたいです。

戸建住宅の解体にしては、結構高いですよね?

費用の内訳は、仮設工事に280,200円、解体・撤去工事に1,658,698円、解体材運搬・処分に1,140,000円、現場諸経費に153,945円となります。

今回、注目したいのが解体・撤去工事と、解体材運搬・処分になります。

解体・撤去工事とは

この見積りでは、1,658,698円を計上させていただいています。

もし解体業者が価格を抑えることができるとすると、ここの費用になると思います。

弊社では「一式」という記載はなるべく避けて、作業範囲にいくらの単価でこの費用になっているのか明確にしています。

この見積りでは、既存住宅の外構部分の駐車場のコンクリート土間と階段部分で197,280円、コンクリート擁壁の撤去で377,600円と、建物部分以外で解体費用がかかってきました。

他社と見積りを比較する場合は、解体・撤去工事の項目で金額を比較するのがいいと思います。

解体材運搬・処分とは


 

この見積りでは、1,140,000円を計上させていただいています。

この金額を見ていかがでしょうか?

高くないですか!?

解体から出たゴミを運んで捨てるだけで100万円超えるの?

ぼったくりじゃないか!

はい、これが現在の産廃の現状です。

一般ゴミは無料で捨てられているので、普段あまり気にならないと思いますが、昨今のゴミ問題から、とにかく産業廃棄物の処分費用が高騰しているのです。

もし、、、この金額を抑えることができれば確かに、見積り金額は安くなりますよね。

でも、何が問題って、、、

産廃の処分費用は産廃屋さんで決定されるので、金額のコントロールは効かないのです。

※解体業者に産廃処分業の免許があって自社で処分を行う場合は別です

つまり、見積りに計上される産廃処分費用は、、、

解体屋さんの儲けにはなっていないということを知っておいてください。

この見積りでは、屋根のスレートに含まれていたアスベストのレベル3の処分と、駐車場のコンクリート土間と階段部分、擁壁の処分費用があったので、通常よりも高く、100万円を超えていました。

ただ、通常の木造住宅解体における、産廃の運搬処分費用には、どんなケースでも少なくとも50万円以上はみておいた方がいいと思います。

解体業者によっては、産廃処分の免許を取得して、自社の産廃工場で処分することで、費用をある程度まで抑えることができる解体業者さんもございます。

ですが、もし、この産廃の運搬処分費用が、他社と比較してあまりに安すぎる場合、もしくはあまりに見積りそのものが安く、「工事一式」という記載で処分費用の記載がない場合、、、

最悪の場合、不法投棄をしているケースが考えられます。

不法投棄の可能性

山に捨ててしまう
新築する建物の基礎の下に埋めてしまう
工場裏の敷地に仮置きとして、解体の廃材こんもりと山になっている

なんてケースが考えられます。

解体の見積りで産廃処分費用があまりに安い場合
総額の金額が他社と比較してあまりに安く、工事一式の表記で内訳がない場合

このような場合は、解体業者さんに、

「マニュフェストのコピーをもらえますか?」

とお聞きください。

マニフェストとは、産業廃棄物を出した排出事業者が、産業廃棄物の収集運搬、中間処理や最終処理を他の業者に委託していく過程を記録する伝票のことです。


発注した業者(産廃の排出業者)は、5年間のマニュフェスト保管義務がございますので、コピーでならばいくらでもお渡しが可能なはずです。

詳しくは、マニュフェストとは【解体の産廃】

をご覧になってください。

このコピーがあるかないかで、正しく処分されたかどうかがわかります。

施主様には罰則はない

不法投棄が見つかったからといって、基本的には施主様に責任はありません。

産業廃棄物の排出事業者である解体業者に対して、

行政から原状回復の措置命令が出される
この措置命令に従わないと5年以下の懲役、または1,000万円以下の罰金

ただし、施主様が、解体業者が不法投棄をすると知っていた場合や、不法投棄をしているのに気づいても工事を続けさせた場合は、罪に問われる可能性がございます。

まとめ

解体の費用なんて一般の方からすると、不明瞭な部分が多すぎて、わからないことだらけと言うのが当たり前だと思います。

何社も見積りをとって価格で見るのもいいかと思います。

ですが、あまりに解体費用の見積りを安く抑えようとしすぎて、大事にならないように、少しでも正しい知識を持ってもらえたら幸いです。

それでは、また!

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